友達は宝物と同じ「カーズ2」

「カーズ2」を観ました。

カーズ2(Cars2)

「カーズ」の続編なので、当然同じようなストーリーを期待していましたが、いきなり007のようなスパイアクションでスタートしました。

今回は「ワールド・グランプリ」レースで日本からイタリア、フランス、イギリスと舞台を移すのですが、日本で早くもメーターが大騒ぎし、レースでもかき乱されてしまいます。

おい、メーター。頼むからちゃんとしてくれよ!

観ていて、思わず口に出しそうになったその時でした。
マックィーンがメーターにキツイ言葉を浴びせます。
そのことがきっかけで二人は離れていくわけですが、ここからはメーターが主役となり、ストーリーが進んでいきます。前作と異なり、レースはあまりストーリーとは関係なく、メーターのスパイ活劇なのです。

一方、ワールド・グランプリに出場して、世界をまわっているマックィーンはイタリアへ。
離れてからもメーターのことが気になっているマックィーンに、トッポリーノおじさんがこんなことを言います。

ケンカは結構
誰でもやることだってね
親友だってケンカする
でも仲直りしなきゃ
友情より大事なケンカなんてないから

"友達は宝物と同じ"

ちなみにこれは日本語吹替のセリフです。
日本語字幕では・・・

仲のいい友達は
ケンカをするものだけど
仲直りも早い
何よりも友情が大事さ

"友がいれば宝を得る"

僕は日本語吹替版の方が好きかな?

トッポリーノおじさんの言葉に僕はドキッとしました。
マックィーンももちろん一緒です。
自分が間違っていたことに気づきます。

メーターはメーターで、最初は巻き込まれてスパイになっていたのですが、大きく変わっていきます。
そしてマックィーンを救うため、マックィーンのもとへ。

のんびり楽しんでいたらついていけなくなってしまいそうなくらいストーリーの展開が早いのですが、後半はさらに怒濤の勢いで進んでいきます。

ピクサーの映画が好きな人ならきっと満足できるのではないかと思います。
あえて文句を言うとすれば、ストーリーもレースの扱いも前作の「カーズ」とあまりにも違うので、続編「カーズ2」ではなく「メーターの冒険」みたいなタイトルの方がイメージできてよかったかな?
あと、前作のキャラクターの活躍の場がもう少し欲しかったかな。

そんなことを含めても、「カーズ2」は子どもからお年寄りまで誰でも楽しめる映画でオススメです。