「贖罪」を読んで、へぇ〜、ふぅ〜ん・・・

「贖罪」(湊 かなえ)を読んだ。

贖罪(湊 かなえ)

きっかけは、黒沢清、脚本・監督の「贖罪」を観たことだ。

派手さはないが、真綿で首を絞めるように震え上がるような怖さでジワジワと責めてくる黒沢清監督の「CURE」が大好きなので、期待して観た。

全部で5話あるのだが、第1話「フランス人形」、第2話「PTA臨時総会」で観るのをやめてしまった。
時間の関係でかなり話を端折って、子供だましのホラーみたいでぜんぜん面白く感じなかったからだ。

これは原作を読まなければ、楽しめない。
そう思って、原作を読むことにした。

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。
娘を喪った母親は彼女たちに言った──あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。
十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!? 〈特別収録〉黒沢清監督インタビュー。

Amazon.co.jp: 贖罪 (双葉文庫): 湊 かなえ: 本」より

う〜む・・・
原作もそれほどおもしろくなかった・・・

なんだろう?
それなりに気味の悪い雰囲気もあると思うんだけど、感情移入しにくかったせいか、「おぉっ!」「なるほど!」とはならず、「へぇ〜」「ふぅ〜ん」となってしまった。

ちょっと期待しすぎたのかな・・・