なぜ「Kindle Paperwhite」の新モデルを購入しないのか?
最近、「今「kobo glo」をオススメするこれだけの理由」「「kobo mini」を購入してしまった・・・」「「kobo glo」を持っているけど、「kobo aura」は買いか?」と、「kobo」ネタばかり続けて書いていたが、「Kindle Paperwhite」も新モデルが発売になった。
今日10月22日にWi-Fiモデルが発売され、11月12日にWi-Fi+3Gモデルが発売になる。
11月30日までキャンペーンを行っていて、期間内に「Kindle Paperwhite」を購入すると、クーポン1,980円分がもらえる。
ただし、このキャンペーンの対象となるのは、なぜかWi-Fiモデルだけで、Wi-Fi+3Gモデルは対象外になっている。
なんでやねん?
「「Kindle Paperwhite 3G」開封の儀」に書いたが、1年前に「Kindle Paperwhite」のWi-Fi+3Gモデルを購入した。
新モデルに買い換えるか? と考えたりもしたが、検討した結果、今回は購入しないことにした。
なぜ今回「Kindle Paperwhite」の新モデルを購入しないことにしたのか?
まずは、2012年「Kindle Paperwhite」と、2013年「Kindle Paperwhite」で、どこがかわったのかを見てみよう。
2013年「Kindle Paperwhite」のよくなったところ
わかりやすいのがストレージだろう。
2013年の1GBから4GBに増えた。書籍に換算すると、1,000冊保存できたのが、4,000冊保存できるようになった。
マンガなら1,000冊以上持っている人もいるかもしれない。でも、本なら4,000冊も必要ない。1,000冊もあれば十分だろう。活字派の人なら、2012年で不満はないだろう。
重さも若干軽くなっているが、大差はない。
「Kindle Paperwhite 3G」(2012年)が222gで、「Kindle Paperwhite 3G」(2013年)が215g、「Kindle Paperwhite」(2013年)でも206gで、16gしか変わらない。
25%速くなった新しいプロセッサーで、本を開くのもページをめくるのもさらに速く、スムーズになったらしい。これは嬉しい進化だ。確かに2012年、2013年の「Kindle Paperwhite」2台を並べると違いがわかると思うが、今使っている2012年「Kindle Paperwhite」でも、十分満足している。
また画面がさらに美しくなったらしいが、これも2012年「Kindle Paperwhite」で、十分満足している。
どれもビミョーなスペックアップで、買い換えようとまでは思わなかった。
唯一気になったのが「Page Flip機能」だ。
ちょっと気になる「Page Flip機能」
「kindle Paperwhite」や「kobo glo」など、電子書籍端末を使っていて感じるのが、移動のしにくさだ。小説で「あれ? さっきのセリフは誰が言ったんだっけ?」、ビジネス書で「前の章をもう一度読んでみよう」となった時、1ページずつ何度もタップして戻ったり、スクロールバーでこのあたりか?と予測して、一気に移動してから、その前後を1ページずつタップして探す。
なんとか目的のページを探して、読み終わって、元のページを戻るには、また何度もタップして戻るか、あらかじめ元にいたページに「しおり機能」を使って、読んでいる場所を記録しておいて、一気に戻るしかない。
電子書籍端末を使ったことならわかると思うのだが、これが地味に面倒くさい。
紙の本だと当たり前のようにできる、パラパラめくって眺めながら素早く移動ができないので、もたついてしまうのだ。
これを解決してくれるのが「Page Flip機能」だ。
読んでいるページを開いたまま、ページごと、章ごとにパラパラとページをめくっていく感覚で、簡単にプレビューできるらしい。
読み終わって元のページに戻るのも、右上の「×」を押してプレビュー画面を閉じるだけで簡単だ。
「8,000円」と「14,980円」
もし、今回買い換えるとなったら、どれくらい費用がかかるのか?
サイズは、昨年購入した2012年「Kindle Paperwhite 3G」も2013年「Kindle Paperwhite」も「Kindle Paperwhite 3G」もすべて同じ大きさで、「169 × 117 × 9.1mm」だ。
だから「もうこれなしでKindleは使えない! 便利なカバー」で紹介した「Amazon Kindle Paperwhite用レザーカバー」は買い換えずに、そのまま使うことができる。
Kindle Paperwhite
9,980円 − 1,980円(Kindle本用クーポン)で、実質 8,000円になる。
Kindle Paperwhite 3G
こちらはクーポンがないので、そのまま14,980円だ。
「今「kobo glo」をオススメするこれだけの理由」でも書いたが、僕が電子書籍端末に求める3つの機能がこれだ。
- 暗いところでも読める「フロントライト」
- どこでも本が買える「3G回線」
- ストレスなくサクサク動く「物理ボタン」
買い換えるなら、もちろん「Kindle Paperwhite 3G」を選びたい。
というわけで、2台比べるとよくなっていると思うのだが、わずかなスペックアップと「Page Flip機能」のために14,980円は高く感じたので、今年のモデルはパスすることにした。
まぁ、もう少し価格が下がれば検討するかもしれないけど。
最後に
しかし、なんで高い方の3Gは、クーポンなしなのか・・・ 実質8,000円と14,980円では
7,000円近く差があるではないか・・・
「Kindle Paperwhite 3G」を売りたくないのか?
そういえば、「kobo」も「Reader」も最近の電子書籍端末は、3G回線付きのものは見かけなくなってきたように思う。
Wi-Fiが利用できる場所が増えてきたので、このような流れになってきているのかも? と思うと、「Kindle Paperwhite 3G」もいつまでも残っているかわからない?
もし来年のラインアップから、Wi-Fi+3Gモデルの「Kindle Paperwhite 3G」が外れていたら、2014年「Kindle Paperwhite」を選ぶか、2013年「Kindle Paperwhite 3G」を選ぶか、ちょっと迷うかもしれない。
- ←前の記事
- 無料で体験「東京バンドワゴン」
- 次の記事→
- 「そして父になる」子供のいる男の人に読んでもらいたい