「ターミネーター:新起動/ジェニシス」ネタバレなしでサラッと感想を
7月10日に公開された「ターミネーター:新起動/ジェニシス」を観ました。
一応、過去の「ターミネーター」「ターミネーター2」「ターミネーター3」「ターミネーター4」は観ているのですが、好きなのは1と2です。
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は予備知識なしで観たのですが、結構複雑で話についていくのが大変なうえに、いくつか謎が解決しないまま終わってしまいました。
あと、この映画はエンディングの音楽とともに退出しない方がいいです。ちょこっとだけ映るシーンを観るか観ないかで、エンディングのイメージがガラリと変わります。
というわけで、ネタバレしない範囲で、感じたことについて書こうと思います。
1と2はテレビでもよく放映していたので、観た人も覚えている人も多いと思いますが、3と4は観ていない人や観ても覚えていない人が多いのではないでしょうか。
「ターミネーター3」は2003年に公開されました。つまり1と2の中で起こるはずだった「審判の日」である1997年8月29日の後に公開されました。1と2では2003年は「審判の日」後の世界ですが、2で未来を変えたので、3は「審判の日」の起こっていない2003年です。そこに未来から再びターミネーターが送り込まれてくるという話です。
「ターミネーター4」は2009年に公開されました。3の後に「審判の日」を迎えた2018年の話です。
今回の「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は、どうやら3と4はなかったことになっているようです。
1と同じ2029年からターミネーターとカイル・リースが1984年に送り込まれるところから話が始まります。
見覚えのあるシーンが出てきて、懐かしいなぁ・・・と思っていたら、1と2が同時に1984年にやってきたみたいな話になって、わけがわからなくなりました。
タイムトラベルものでちょっと複雑なので、観ながら頭の中で整理しないと「?」となってしまうのです。
サラ・コナーやカイル・リース以外にも、犯罪心理学者のピーター・シルバーマンなど、過去の話に登場している人もいるのですが、みんな俳優が変わっているのです。同じ人でできなかったのかなぁ?
サラ・コナーが初めて登場した時は驚きました。
「子どもやないか!」
調べてみると、サラ・コナー役のエミリア・クラークって1986年10月26日生まれの28歳(!)なのですね。
10代かと思いました。
初代サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンは1956年9月26日生まれなので、1の頃は28歳(!)なのですね。
「シンジラレヘン!」
1でカイル・リースが惚れるというのがしっくりきませんでしたが、今回はなんとなくわかりました。ただ、エミリア・クラークが身体を鍛えて、たくましいジョンのお母さんになった姿はイメージできませんでした。
4は無視して、結局「ターミネーター」ってシュワルツェネッガーを主人公にすると、「T-800(シュワルツェネッガー)より強いターミネーターが現れて、T-800はやられながらも、最後に大逆転で勝つ」というストーリーになってしまいます。
あとは、そこにどれだけプラスしていくかになると思うのですが、正直、1、2の方が話がシンプルでおもしろかったと思いました。
それなりに楽しめたのですが、う〜〜〜ん、作らなくてもよかったのではないかと思ってしまいました。