「アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南」で勉強するべし!

最近、仕事で広告に携わる機会も増えたので、「アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南」(広瀬 信輔)を読みました。

アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南(広瀬 信輔)

「CHAPTER1 History & Technology」「CHAPTER2 Creative」「CHAPTER3 Measurement」「CHAPTER4 Player」「CHAPTER5 Market」の5つの章で構成されています。

「CHAPTER1 History & Technology」では、アドテクノロジーが登場する以前のバナー広告、メール広告から始まって、DMPやPMPなどの仕組みについて解説されています。だいたい知っているような話ですが、知っているつもりでよくわからないことなどもあったりして、復習することができました。

「CHAPTER2 Creative」では、アドテクの普及とともに進化してきたクリエイティブの中でも、注目したいクリエイティブの仕組みや利用事例が紹介されています。このあたりくらいまではフムフムと読んでいました。

「CHAPTER3 Measurement」は、複雑化するオンライン広告の効果を正しく計測するための、効果測定手法と事例の紹介ということですが、内容も複雑になってきて、読むのがしんどくなってきました。理解できないってことではないのですが、頭を使って読まないとわからなくなる、そんな感じです。裏側ではこんなことやっているのかと思いました。

国内外の注目プレーヤーのIR資料や、買収関連の情報について書かれた「CHAPTER4 Player」、市場規模や今後の展望、海外の事例や今後の日本のアドテク業界などについて書かれた「CHAPTER5 Market」、各分野を代表するプレーヤーの方々との対談「SPECIAL CONTENTS」は、あまり興味が持てず、ちょっと読むのがしんどかったです。

意外と良かったのが、巻末の「Glossary」です。DSPだの、DMPだのアルファベット3文字の用語とか多いので「アレなんだっけ?」となった時に用語集は便利だと思いました。

しかし、どうでもいいけど、どうして「用語集」でなく「Glossary」なのか。
「CHAPTER1 History & Technology」「CHAPTER2 Creative」「CHAPTER3 Measurement」「CHAPTER4 Player」「CHAPTER5 Market」も、表紙に書かれている「歴史・技術」「クリエイティブ」「効果測定」「プレーヤー」「市場」の方がわかりやすいと思うのですが・・・

自分の仕事の場合、ここまで仕組みを理解するより、これらをどう使うかの方が重要なのかなと思いました。でも、知らないより、知っているにこしたことはありません。仕事で携わる人は、いかがでしょうか?