「10 クローバーフィールド・レーン」は「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編だけど、続きの話じゃなかった
映画「10 クローバーフィールド・レーン」を観ました。
この映画、タイトルでわかる通り、「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編です。「クローバーフィールド/HAKAISHA」は、あまり好きではなかったので、ほとんど期待せずに観たのですが・・・
まずは、予告編から。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編なのですが、「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続きの話ではありません。
登場人物も異なるし、逆にどうして「クローバーフィールド/HAKAISHA」の続編にしたのか? ぜんぜん違う新しいタイトルにした方がよかったのではないかと思いました。
この映画は何も知らずに観た方がおもしろいと思うので、詳しいこと抜きで簡単に説明します。もちろんネタバレなしで。
ある日、ミシェルが目を覚ますと、見覚えのない部屋の中でした。
そこはハワードの家の地下シェルターの中で、ハワード曰く、ミシェルが交通事故で倒れているところを助けたとのことでした。そこにはもう一人若者エメットもいました。
ミシェルは家に帰りたい、連絡を取りたいとハワードに言うのですが、シェルターの外は何かから攻撃を受け、誰もいないし、外に出られないと取り合ってくれません。
本当に外に出られないのか? いつになれば外に出られるのか? ひょっとしたら自分はハワードにだまされて監禁されているのではないか? ミシェルは疑問に思う。
結論から言うと、おもしろかったです。
久しぶりに、手に汗ビッショリの映画でした。
ただ、文句を言いたいことがいくつかあります。
それは、映画に対してではなく、CMやポスターなどについてです。
CMやポスターなどに空を飛ぶ飛行体のようなものが写っています。
映画を観ていると、あのシーンは何かな? あの飛行体は何かな? とか、余計な想像をしてしまうわけです。
で、あのシーンが出てくると「はい、はい。ここで出てくるわけですな」とか思ってしまうわけです。
あれを知らずに観た方が絶対もっと楽しめたはずです。
いろんなところに載ってる「奴らはあらゆるフォームでやってくる」というコピーも余計です。なんとなく、宇宙の生命体がやってくるみたいな映画を想像していたのですが、そういう映画じゃないです。このコピーを見て、「宇宙戦争」みたいな映画を期待して観た人はガッカリするかもしれません。
ミスリードさせようとした?
わけわからんこと言うなと、余計なことすんなと、言いたいです。
そもそもタイトルを「クローバーフィールド」にする必要あったのかと思いました。
正直「クローバーフィールド/HAKAISHA」はつまらないと感じたので、あれの続編と知って、観るかどうか迷ったのですが、同じように考えて、観るのを辞める人もいるのではないかと思います。
中身はぜんぜん違うのだから、別のタイトルにした方がよかったんじゃないかなぁ?
あと、女性が観た方がよりゾゾッとすると思うので、女性にオススメです。