クリスマスなので「三十四丁目の奇蹟」と「34丁目の奇跡」を観た

今日はクリスマスということで、「三十四丁目の奇蹟」と「34丁目の奇跡」を観ました。

三十四丁目の奇蹟

残念ながら「三十四丁目の奇蹟」は「Amazonビデオ」にはありませんでした。

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34丁目の奇跡

原題はどちらも「Miracle on 34th Street」ですが、邦題はビミョーに違っています。

1947年のオリジナルは「三十四丁目の奇蹟」で、1994年のリメイクは「34丁目の奇跡」です。

ニューヨーク市マンハッタン34丁目にあるデパートのイベントで、サンタ役が酒に酔ってパレードに参加できなくなる。イベント担当のドリス(「34丁目の奇跡」ではドリー)は急遽近くにいたサンタクロースそっくりの老人をサンタ役に抜擢する。パレードは成功し、ドリスはデパートのおもちゃ売り場でサンタとして老人クリス・クリングルを雇う。クリスは子どもたちの人気者になり、デパートの売上も伸びていく。

ここまでは「三十四丁目の奇蹟」も「34丁目の奇跡」もほぼ同じ流れですが、そこから登場人物が違ったりして変わってきます。共通しているのは、クリスが杖で殴ってしまい、裁判沙汰になってしまうことです。

サンタクロースの別名クリス・クリングルを名乗り、自分をサンタクロースだと思っているクリスは、頭のおかしい老人なのか? サンタクロースなのか?

ハーパー判事はクリスを支持したいが、裁判の場でサンタクロースの存在を認めることはできない。奇蹟は起こるのか?

「34丁目の奇跡」では、結構重要な役のアルフレッドが出てこない。彼はデパートの従業員で、まだ17歳という若さだが、サンタクロース役を経験したことがある。サンタクロース役の喜びをクリスに話したり、暴力事件のきっかけとなる重要な役回りをしている。

アルフレッドが出てこないため、デパートの医師ソーヤーも登場せず、話が変わっている。全般的にシンプルな話になっている印象を受けました。このあたりは「34丁目の奇跡」の方がわかりやすくなっているけど、僕は「三十四丁目の奇蹟」の方が好きです。

ただ、裁判からの話は「34丁目の奇跡」の方が好きです。「三十四丁目の奇蹟」ではサンタクロースがいると証言した方がデパートが儲かるから「サンタクロースは存在する」と証言したりしますが、「34丁目の奇跡」では本当にサンタクロースはいるとみんな信じていくのです。

そして裁判でクリスの弁護士の出す切り札も、クリスがドリスの娘、スーザンへ贈るクリスマスプレゼントも、僕は「34丁目の奇跡」の方が好きです。

どちらもよい映画だと思うので、見比べてみるのもよいと思います。

メリークリスマス!