「ジャッキー・コーガン」を観て、何を言いたいのか、わからなかった人へ
「Amazonビデオ」で観た映画、今回は「ジャッキー・コーガン」です。
前回の「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(いつまでも心に残る映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」)はAmazonビデオから外れてしまったのとは逆に、この映画は以前は「Amazonプライムビデオ」になかった(はず)ので、「iTunes」で(もちろん有料で)観たのですが、今見たら「Amazonプライムビデオ」にありましたた...
「Amazonプライムビデオ」こんな風に増えたり減ったりするので、観たい映画は早めに観ましょう。
予告編を観て、勝手に「アクションが売りのバンバン人を殺しまくる爽快な殺し屋の映画」と思ってたら、ぜんぜん違いました。
そして、これが何を言いたいのかサッパリわかりませんでした。
言えることは、登場する人みんな、嫌いなタイプの人間ばかりで、誰にも感情移入できませんでした。
そして、ちょくちょく大統領選の演説が入るのですが、これが何を意味するのか?
おそらく、アメリカの何かを伝えたいのではないかと思うのですが、僕の知識ではわかりませんでした。
というわけで、わかりやすく解説されていないかな? と思って検索してみるとありました。
映画評論家の町山智浩さんのTwitter「@TomoMachi」です。
サブプライムローンをギャングの賭場荒らしに象徴させたアメリカ経済の話です。それがわからないとつらいです。 RT @okihiro1: 町山さん、日本ではブラピ主演の「ジャッキー・コーガン」が本日より公開です。この映画はご覧になりましたか?面白いのでしょうか?
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2013年4月26日
サ、サ、サブプライムローンをギャングの賭場荒らしに象徴させたアメリカ経済の話?
そんなもんわかるわけないがな!
で、ちょくちょく入る大統領選の演説が何を意味するのか?
背景で聞こえる08年金融崩壊のニュースやブッシュの公的資金注入演説がギャングの抗争として戯画化される、という構造の映画です。 RT @nodatetu: 昨夜豊洲で「ジャッキー・コーガン」観たがとても辛かったよ〜
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2013年4月27日
何の予備知識もなしに観てもわかるわけないよなぁ〜。
原作読んでたらわかったのかなぁ? と思ったら・・・
原作小説は70年代のギャング物なので、そこに08年の金融危機をダブらせたのは監督の仕業です。RT @tez600: 「町山智浩さんによる『ジャッキー・コーガン』ちょっとだけ解説 https://t.co/VKHewhmHQ6
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2013年4月29日
そりゃ絶対わからんわ。
これから「ジャッキー・コーガン」を観る人は、多少ネタバレになってもいいから、「町山智浩さんによる『ジャッキー・コーガン』ちょっとだけ解説」を見てから、映画を観た方がわかりやすいと思います。
逆に何も知らずに観ると、何を言いたいのかサッパリわからない映画でした。
もう1回観てみようかな?
なんせ「Amazonプライムビデオだと無料で観ることができるので。