「アイ・アム・キューブリック!」人はこんなに簡単に騙されてしまうのか?
「ダウト」ってトランプのゲームをご存じですか?
僕はあのゲームが大キライです。
「ダウト」を知らない方のために簡単に説明すると、まず全てのプレイヤーにカードを配ってスタートします。プレイヤーは手持ちのカードの中から1枚を裏向きに場に出して、手札が早くなくなると勝ちというシンプルなゲームです。
場に出すルールもシンプルで、Aから2〜10、J、Q、Kと順番に出していきます。カードを出すときに「1」と言いながら「A」のカードを出し、次のプレイヤーは「2」と言いながら「2」のカードを出すだけです。
カードを出す時、手元にその数字のカードがない場合、どするのか?
例えば「3」を出す場面なのに、手札の中に「3」がない。そういう時は「3」と言いながら他の数字のカードを出すのです。まわりにバレないように。
つまり自分以外のプレイヤーも同じようにウソをついて、別のカードを出していることも考えられることになります。
アヤシイ・・・
そう感じた時「ダウト!」と言って、そのカードを確認します。
もし、そのカードが正しいカードでなかったら、ダウトされたプレイヤーは、その場に出ているカード全てを自分の手札に入れることになります。
逆に、そのカードが正しかったら、ダウトしたプレイヤーがその場に出ているカード全てを自分の手札に入れることになります。
プレイし始めた頃はよいのですが、しばらくすると、僕は人間不信になり、誰もがウソを言っているように感じてきます。
誰かがカードを出すたびに「ダウト!」と言いたくなってしまうのです。
その結果「ダウト!」を連発し、みるみるうちに自分の手札が増えてしまいます。まわりは少しずつ減っていくのに、僕はほぼすべてのカードを手中に収めてしまうのです。
そんなわけで、いつも1人負けしてしまいます。だから「ダウト」は大キライです。
アヤシイと思った時以外は、誰彼構わず「ダウト!」しないで、ガマンして放っておいた方がよい。そうわかっていても、誰も信じられなくなってしまうのです。
僕は騙されることが大キライなのです。
そんなわけで、「Amazonビデオ」で観た映画、今回は「アイ・アム・キューブリック!」です。

こんな感じの映画です。
1990年代ロンドン。様々な場所でスタンリー・キューブリックと名乗る男が現れては、「次の映画に起用しよう」と人々に声をかける。あの有名な映画監督!喜んだ人々は彼に酒やディナーをおごり、当座の金を都合する。だがその正体は、キューブリックには似ても似つかぬおじさんだった。皆、不審に思いながらも、ハリウッドを舞台にセレブが登場するゴージャスな「騙り」に酔いしれる。しかし、彼の化けの皮が剥がれて―。
「アイ・アム・キューブリック! (字幕版)をAmazonビデオ-プライム・ビデオで」より
「詐欺師の映画って共感できない「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」」で紹介した「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続いて、また詐欺師の映画でした。
しかもまた実在の詐欺師?
どうも詐欺師は好きになれないなぁ〜
騙されるのはもちろん、騙すのも、あまり好きではないのです。
そもそもこんなに嘘を繰り返していたら、いつかバレるだろ? と思うのですが、バレないものなのでしょうか?
どこまで実話なのかわからないけど、最後の方は大がかりなことやるわけで、なぜ誰もが簡単に(?)騙されてしまうのか不思議なくらいでした。
こういうのを観ていると、自分のまわりも気づいていないだけで、騙されていたりしていることもあるのかな? と思ったりしました。