「2011年1月」に書かれた記事

映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。
説明する必要もないと思いますが、「ソーシャル・ネットワーク」(The Social Network)は世界最大のSNS「Facebook」の映画です。

ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)

このような説明だと、目の前に立ちはだかる障害を乗り越え、苦労の果てに成功して栄光をつかむサクセスストーリーや、「Facebook」を通して出会った老舗の書店店主(メグ・ライアン)と新興大型書店経営者(トム・ハンクス)の禁断のラブストーリーや、ITやインターネットなど最先端の技術を描いたインターネットストーリーを想像する人もいるかもしれません。

確かに「Facebook」の誕生から現在までを描いているのですが、どちらかというと訴訟や裏切りなどマイナスイメージが強いので、楽しい話を観たいならあまり期待できないかもしれません。

最初に断っておきますが、僕の感想は一般的な感想と大きく異なるようです。
ブログやTwitterなどを見ていると「感動した」「泣いた」「人生観が変わった」なんて感想を多く見かけたのですが、申し訳ないけどそんな風に思えなかったのです。
ストーリーはつまらなくない。いや、おもしろいかな?
ただ登場人物が好きになれなかったのです。

マーク・ザッカーバーグについて、訴訟の話も聞いたことありましたが、映像で見るとぜんぜん違ってきました。
特にこの映画はエドゥアルド・サベリン視点で描かれているので、ザッカーバーグは何を考えているのか理解できないこともあるし、人を裏切ったり、人のアイデアをパクったりする。そんなヤツに描かれています。
だから僕も映画を見終わった後の印象はよくありませんでした。

天才だかなんだか知らないけど、黙って一発なぐらせろ!
映画が始まってすぐ、恋人のエリカに「オタクだからモテないのじゃない。あなたは性格がサイテーだからよ!」って言われてたけど、本当にサイテーなヤツ。
assholeな野郎だ。
それ以上にサイテーだと思ったのは、ショーン・パーカーだ。
Facebookをここまで大きくしたのは彼の功績かもしれない。でも、そんなことはどうでもいい、黙って三発なぐらせろ!
金の匂いを嗅ぎ付けて入り込んでくるハイエナ野郎は大嫌いだ。

こんな感じで。
逆にザッカーバーグ視点で描かれていたら、ぜんぜん違った印象を受けたのではないかと思います。

あと、現在と過去の回想シーンが交互に出てくるのですが、現在と過去が5年ほどしか離れていないので、最初はどっちがどっちかわかりにくかったりしました。
ザッカーバーグがネクタイしているのが現在。それが目印です。

ハーバード大学の学長の言葉「やるべきなのは他人に雇ってもらうことではなく、仕事を創造することだ」を聞いて、大学時代遊んでばかりいた自分が恥ずかしくなりました。
それなのに、学生ときたら2000年代になっても、いまだに馬鹿げた儀式をやっているのが笑えました。ニワトリを1週間連れて歩かされるなんて、80年代の青春コメディー映画の中だけの話かと思っていました。

ハーバードコネクションンのディヴィヤ・ナレンドラが言った「この世界、最初に始めなければ勝てないんだ」は誰でも知っていることですが、あらためて「mixi」が存在する日本では「Facebook」が勝つのは難しいのではないかと感じました。

しかし、頭の中で考えたことを形にできてしまうプログラマーってうらやましい。


神戸市立青少年科学館の来館1000万人記念で山崎直子さんの講演会が開催されるということで参加してきました。 500名の募集に対して3,700人の応募があったそうで、会場が当初の青少年科学館からポートピアホテルのホールに変わる程の人気でした。 残念ながら、会場内は撮影禁止だったので、今回はこんな写真しかありません。 ・・・

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