「【ゲーム】Wii U」について書かれた記事

あれだけ楽しみにしていた「ドラゴンクエストX」も結局ほとんどプレイしないままやめてしまったし、もう「Wii U」はいらないか・・・
と思ったりもしたけど、購入した。

任天堂「Wii U」

26,250円で白色の「Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA)」と31,500円で黒色の「Wii U プレミアムセット (WUP-S-KAFC)」があるが、付属品が多く、本体保存メモリー量の大きいプレミアムセットを購入した。
ベーシックセットとプレミアムセットの詳しい違いは「NintendoのWebサイト「2種類の本体セット」」に載っている。

任天堂「New スーパーマリオブラザーズ U」

ちなみに本体だけではさびしいので「New スーパーマリオブラザーズ U」も購入した。

任天堂「Wii U」「Wii U GamePad」「3DS」大きさ比較

大きさがイメージと違った。

上の写真は、左からWii U本体、Wii U ゲームパッド(Wii Uのリモコン)、3DSだ。
Wii U本体とWii U ゲームパッドはそれほど大きさ変わらなかった。

任天堂「Wii U」本体

保護シートを外して、すぐに写真を撮ったにもかかわらず、ホコリだらけ・・・
うちの部屋がホコリが多いってこともあるとおもうが、これでは数ヶ月後おそろしいことになっていることが予想される。

任天堂「Wii U」本体の「Nintendo」ロゴ

「Nintendo」のロゴを撮ったのだが、それよりもホコリが気になる・・・

任天堂「Wii U」Wii U GamePad

勝手に3DS LLなどの携帯ゲーム機と同じくらいのサイズを想像していたが、二回り以上デカい。
カラオケに置いてある選曲するときに使う端末くらいのサイズだ。

まぁ、これを家から外に持ち出すことはないのだから、こんなものなのだろう。

任天堂「Wii U GamePad」「3DS LL」「3DS」大きさ比較

3DS LL(上の写真の真ん中)くらいのサイズを想像していたので、これは予想外だった。
Wii U ゲームパッドの画面と3DS本体の大きさが同じくらいだ。

そして実際にさわってみてわかったこと。
それは「Wii U」は任天堂のSNS「Miiverse」専用ブラウザだということだ。

Wii Uは任天堂のSNS「Miiverse」専用ブラウザ

「Wii」から「Wii U」になって変わったところ。

画面が綺麗になっただとか、ゲームパッドがスゴいだとか、こんなことはWiiに毛が生えたくらいの進化で、誰でも想像できるような想定内のことだ。もちろん今までにないゲームや楽しみ方もできてくるだろう。
でも、我々が任天堂に期待していることはそんなものじゃない。

じゃあ、Wii Uチャット? WiiカラオケU? Nintendo TVii?
どれも今までに個別のソフトであったものばかり。これはWiiをゲーム機として使わない人たちに、Wiiがゲームをするためだけのハードではないってことをよりわかりやすくするためのものだ。

「Wii U」になって変わったのは「Miiverse」だ。

任天堂「Miiverse(ミーバース)」

この画面を見ればわかるように、「Miiverse」はSNSだ。
名前は「Miiverse」向けにいろいろ変えられているが、フォローしたり、友達になったり、「いいね!」があったり、コメントしたり、TwitterやFacebookなど、既存のSNSのいいところを寄せ集めて作られている。

任天堂「わらわら広場」

Wii Uの電源を入れた時、最初に表示されるのがこの「わらわら広場」だ。ここでは「Miiverse」で話題となっているソフトのアイコンが表示される。下にいっぱいいるMiiはイメージではなく実在する人のMiiで、その人が「Miiverse」に投稿したコメントが見ることができる。
つまり、SNSのホーム画面と言える「わらわら広場」がWii Uのホームページでもあるのだ。

このことからも任天堂がいかに「Miiverse」に期待し、「Wii U」が「Miiverse」専用ブラウザだという位置付けがよくわかる。

なんせ、ここに登場するゲームは自分がプレイしている、持っているとか関係ないのだ。「Miiverse」で話題となっているゲームなのだ。
そんな情報いるのか? と思うのだが、さすが任天堂。逆に、ここで気になったゲームを「わらわら広場」から「ニンテンドーeショップ」へそのまま移動して、ダウンロード購入しろってことらしい。

このちょっと商売臭さが漂うあたりが「Wiiの間」を思い出させて、若干イヤな気分になるとともに、長続きするのか不安になる。
「Wiiの間」は、通信販売や有料動画の配信など、任天堂やゲームのイメージとかけ離れているような気がした。あそこまでの違和感は感じないものの、今回は大丈夫なのか? と感じている人は少なくないはずだ。

いざ「わらわら広場」から「Miiverse」の中に入ってしまうと、そういういやらしいところは目に入らなくなり、純粋に任天堂の運営するSNSを楽しむことができる。

他のSNSではできないことを可能に

TwitterやFacebookの連動では実現できないことを「Miiverse」では体験できてしまう。

ゲームの中でもつながる
対応するゲームでは「HOMEボタンメニュー」を介さずに、ゲームの中から直接『Miiverse』の機能を活用することも可能です。例えば『New スーパーマリオブラザーズ U』ではプレイヤーの投稿がマップ上に登場。どのステージでほかの人がどんなことを感じたのかがひと目でわかり、ゲームそのものが共感の場に変化します。

ゲームの中でもつながる「Miiverse(ミーバース)」
Wii U|Miiverse|Nintendo」より

なんと対応しているゲームだと、ゲーム中の画面に他のプレイヤーのコメントを表示させることができるのだ。

今までまわりに同じゲームをしている人がいなければできなかった情報交換などができてしまう。
これってスゴい。

今までも任天堂のゲーム機には「すれ違い通信」などでも知らない人とコメントのやり取りができる機能はあった。でも、いずれも選択式のコメントだけであったり、フリーワードを入力できるものは文字数がとても少なかったりした。

すれ違い通信で通勤通学中に毎日出会う人と何度かコメントをやり取りするうち、メールアドレスを伝えたいと思ったことがある人はいると思う。
でも、実際にやろうと思うととても難しかった。そもそも「@」がないのだ。この仕様はメールアドレスを教えにくくするために、あえて外してるんじゃないかと思ったくらい。
「@」を「アットマーク」に置き換えると、文字数が足りない。「(a)」なんかだとメールアドレスと気づかれにくい。

とにかくフレンドコードをやり取りしなければ、個人的なことはほとんど伝える手段がなかった。
小学生以下の子供も使っているので、それくらいキビシイ仕様でもしょうがないと思うけど、なんとかならないのかぁと感じていたところでもあった。

それが今回ガラリと方向転換した。
これが吉とでるのか、凶とでるのか、それはまだわからない。

テキストだけの投稿なら、NGワードの設定である程度カバーできるけど、「Miiverse」の場合は手書きの投稿もできるので、常時監視が必要になる。
18禁的なイラストをアップすると、どれくらいの時間で削除されるのか、ちょっと気になったりする。アカウント削除されるとイヤなので、自分では試さないが。

そんなわけで、自分がプレイしているゲームはもちろん、プレイしていないゲームについてもコメントを読んだり書いたりできるので、「Wii U」はゲームをしなくてもSNS「Miiverse」専用ブラウザとして楽しむこともできる。

さらに「社長が訊く」によると、いずれ「Wii U」以外でも「Miiverse」にアクセスできるようにするらしい。

発売後、追ってPCやスマートフォンからでも『Miiverse』にアクセスできる予定です。
家でゲームをした記録が外出先でも読めたり、友達と遊ぶ時間を約束したりもできますので、そこから幅が広がるといいなと思っています。

Wii U|社長が訊く『Wii U』|Nintendo」より

こうなると、「Wii U」は「Miiverse」専用ブラウザじゃなくなるが、ますます「Wii U」「Miiverse」から目が離せなくなる。

「Miiverse」に関する詳しい情報は、「Wii U|Miiverse|Nintendo」を見て欲しい。
動画も載っているので、わかりやすいと思う。

最後に

時代の流れと言えば、しょうがないのかもしれない。
ないよりある方がおもしろいかもしれない。
もちろんそのおもしろさがわからないわけではない。

でも、自分が制作担当なら、「本当にこれ(Miiverse)って必要?」と思ってしまいそうだ。