海外モバイルWi-Fiルーター 3社借りくらべ　〜グローバルWiFi、テレコムスクエア、グローバルデータ〜

最近、仕事でマレーシアに行ったのですが、その時、Wi-Fiルーターをレンタルしました。

「グローバルWiFi」「テレコムスクエア」「グローバルデータ」の3社で借りました。

今回はその3社の比較を行いたいと思います。

つながりやすさ

マレーシアの携帯電話会社は、主要なMaxis、Celcom、DiGiの3社とその他にU-mobil、Tune Talkがあるようです。

今回借りた3つのWi-Fiルーターは同じ携帯会社を利用していたのかよくわかりませんが、つながりやすさについては、大差ありませんでした。

つながりやすいところでは3社ともつながりやすく、つながりにくいところでは3社ともつながりにくかったです。

再度マレーシアに行くとした場合、3社のうちどれを選ぶか？
と聞かれると、電波のつながりやすさでは選ぶことができないくらい、同じようなものでした。

3社で差があったのは、サービスや価格でした。

レンタルのプランなど

まず、3社とも借りようとすると、ファストフードのフライドポテトのように、モバイル型充電池やあんしん保険などのオプションの追加を勧められます。

万が一のことを考えると、補償があった方がいいよな〜・・・なんて思いがちですが、これらを追加していくと、最初にイメージしていたより結構高くなってしまいます。
何かあった時はその時や！ と思って、追加するのはやめました。

借りたのはWiFiルーターの最小のセットだけです。3社ともWiFiルーター本体と、充電器（日本用のコンセント）と変換プラグ（日本の電気機器をマレーシアで利用できるようにする）の3点セットでした。

受け渡しは、何かのトラブルで家に届かないことや、返却の際に郵送するのが面倒などの理由で、飛行場で受け取り、飛行場で返却するプランにしました。

予期せぬ帰国時のトラブル

21:05に関空到着の予定でしたが、出発が遅れたため、実際に到着したのは1時間以上あとで、入国したのは23時前でした。

返却しようと、各社の受付カウンターに行ったところ、22:30で営業が終了されていました。

テレコムスクエアは、TSUTAYAの返却ポストのようなものが用意されており、そこに放り込むと返却完了でした。これは非常に助かりました。

グローバルWiFi、グローバルデータは返却ポストもなく、営業後の返却についての案内もなく、どうすることもできず、そのまま持って帰ることにしました。

普通なら、翌日に電話して、返却方法について問い合わせると思うのですが、夏休みの真っ最中だったため、家に帰ることなく、そのまま国内旅行に行きました。

帰国した翌々日、旅行先から電話で返却方法について問い合わせました。

帰国後、3日以内に郵送しなければ、延滞料金が発生するので、今日中に発送するように、2社から言われました。

夜、家に帰り、最寄りのコンビニから宅配便で発送しました。

それではそれぞれの金額を見ていきましょう。

最安値「グローバルWiFi」

海外WiFi レンタル｜グローバルWiFi

グローバルWiFi（明細）

データ通信端末（1,570円×5日）	7,850円
キャンペーン割引（-900円×5日）	-4,500円
受渡手数料	525円
空港受取料金	525円
空港返却料金	525円
合計	4,925円

送料	740円
合計	5,665円

通常は1日1,570円らしいのですが、9月30日申し込み分まで「海外旅行・海外出張 応援キャンペーン」ということで、1日670円（1,570円 − 900円）でした。
これは今回借りた3社の中では最安値です。

しか〜し！
ここに受渡手数料、空港受取料金、空港返却料金が追加されます。
しかも今回は空港で返却する予定が返すことができなくなったのに、空港返却料金525円が・・・

さらに今回は宅配便で返却したので、送料740円がプラスされ、総額「5,665円」となりました。こちらも今回の最安値です。

明朗会計「テレコムスクエア」

海外での携帯、スマートフォン、インターネット通信ならテレコムスクエア

テレコムスクエア（明細）

レンタル料金（1,200円×5日）	6,000円
合計	6,000円

明朗会計です。

1日1,200円。他はいらねぇ！って感じ。

空港に置かれた返却ポストが本当に便利。これは評価したい。

延滞しなけりゃ最安値「グローバルデータ」

グローバルデータ｜業界最大手の海外用モバイルデータ通信レンタルサービス

グローバルデータ（明細）

定額通信料（680円×5日）	3,400円
受渡手数料（500円×1台）	500円
延滞料金（2,000円×1日）	2,000円
消費税	125円
合計	6,025円

送料	740円
合計	6,765円

電話で確認した時は、帰国の翌々日中に発送すれば延滞料金は発生しないと言っていたのですが、しっかり延滞料金2,100円（税込）取られました。

念のため、電話で問い合わせたところ、翌々日までに到着しなければいけないとのことでした。
帰国の翌々日に到着しなければいけないということは、翌日までに発送しなければ間に合いません。

帰国の当日は23時で1時間ほどしか時間がなかったので、翌日の昼か、夕方までに発送しなければ間に合わなかったということです。

レンタル料680円／日から考えると、延滞料2,100円／日のペナルティはかなりキビシく感じました。

僕のように到着が遅い時間の場合、余裕を持って最初からもう1日多めに借りておいた方がいいかもしれません。

世界を股に掛けるビジネスマンの人で、そのまま別の国に出張してしまったりすると、スゴい延滞料金になってしまいますね。

今回、延滞してしまったので、総額「6,765円」と、一番高くなってしまいました。
逆に、この延滞料金2,100円がなければ、総額「4,665円」で一番安かったことになります。

まとめ

グローバルWiFiは「海外旅行・海外出張 応援キャンペーン」キャンペーン中は最安値。

遅い時間の飛行機で帰る場合は、空港で返せなくなるかもしれないので、郵送で返却にした方が空港返却料金が無駄にならないかも。

テレコムスクエアは料金が読みやすい。

そして何よりも評価したいのが、受付カウンターに置かれた返却ポスト。到着が遅い時間の時は、とても助かる。

ただ、料金が1日1,200円と高め。短期ならオススメだが、期間が長くなると他社との差が大きくなる。ちなみに、7日7,000円、15日15,000円は1日1,000円だが、30日19,000円（1日あたり633円）と30日になったとたん急に安くなる。

グローバルデータは安い。ただ、延滞に関してはシビアで、翌日中に発送しないと2,100円追加される。2日遅れると4,200円、3日遅れると6,300円とどえらいことになる。

まぁ、普通は出張から帰ってきて、そのまま旅行に行ったりしないから大丈夫だと思うけど、「出張から帰ってきてすぐにまた出張」みたいなワールドワイドなビジネスマンの人は気をつけないと、ちょっと怖い。

渡航先が変わるだけでも条件が変わったりするので、あまり参考にならないかもしれませんが、こんな感じでした。