転職に迷った時に読む本「人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか?」

今までインターネットで何か買おうと思うと、楽天市場で買っていた。
数ヶ月前、間違ってAmazonの「Amazonプライム」会員に登録してしまってから、Amazonばかり利用するようになった。

さすがに最近は欲しいものを探して買うようになったが、Amazonを利用し始めた頃は「よく一緒に購入されている商品」や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」などAmazonが的確に薦めてくるリマインド機能に泥沼のようにハマっていった。

自分が欲しいような本を次々薦められて「おぉっ、この本も欲しい」なんて思いながらリンクを辿っていくと、あっという間に時間が経つ。
それで、リアルな書店に行かなくなったか? といえば、そうでもない。

特にこれといって目的を決めず、いろんな棚を眺めてまわるのも好きだ。

自分の好きな本、興味の持っている本、過去に買った本などとはまったく関係のないジャンルの本に出会うことができる。
そうして出会った本の一冊がこの「人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか?」だ。

人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン

インパクトのある表紙
弱った目を表す「× ×」のマーク
無表情の人の顔とそのまわりに書かれたセリフ

仕事ってのはつまらないものなんですよ
それが当たり前なんです
たしかにいまの仕事にはうんざりしてますよ
だったら辞めろ? 周りのヤツみんな理想の仕事なんて就いてませんよ

なんなんだ?
この本は・・・

「死んだ馬=仕事」「死んだ馬=恋愛」「死んだ馬=人生」......日本人は、会社員も官僚も政治家もみんな「死んだ馬」に乗っている!
あなたが変われない心の法則を暴き、人生の閉塞感を一気に打破しよう! 自己啓発書を何冊読んでも、読んだだけで終わる方へ贈る、革命の一冊!

自分の心のなかにひそむ複数の声をコントロールできなければ、あなたの仕事人生は、不満な状態に安住する奴隷の人生になります。
幼少期から心に植え付けられ、あなた自身が正しさを疑わない、あなたを阻む「壁」さえ壊せば、仕事も恋もうまくいくのです!
脳科学や心理学も駆使した、「死んだ馬」から降りる26レッスンの登場です。

Amazon.co.jp: 人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン: T・ディースブロック, 三谷武司: 本」より

この本、ヤバい。
今の仕事に疑問を感じている時に読んでいたら転職してしまったかもしれない。

自分では気づいていながらも、現実逃避して気づかないフリをしていたことに目を向けさせられて、もう少しで決断させられそうになった。

これはこのまま読んではアブナイと思って、棚に戻した。
最後まで読んでいないので、最後はどういう展開になったのかはわからない。
ただ、自分には最後まで読む自信がなかった。

◆「5年前に比べ、人生が"望む方向に、前に進んだ"という実感がない」
◆「なんだかやる気が出ない」「何かもやもやしたものを日々感じている」
◆「仕事がはかどらず、すぐ疲れるようになった。休日が待ち遠しい」
◆「サラリーマンは現代の奴隷かもしれないが、自分にはそれしかできない」
◆「自分を責める気持ちが強い。それをどこかで美徳だと感じている」
◆「すばらしい変化の可能性について考えても、燃え上がるものがない」
◆「他の自己啓発書を何冊読んでも、一時的にその気になるだけだった」

この本は、こんな思い(症状)のビジネスパーソンによく効く処方箋だそう。
心当たりのある方は読んでみては?
きっと、背中をそっと押してくれるはず・・・