「弱き者の聖夜」が教えてくれた。クリスマスってどんな日か?
TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」で、映画評論家・町山智浩さんがオススメしていたクリスマス映画の中に「弱き者の聖夜」がありました。
「キラ☆キラ」は5年ほど前に終わった番組なので、その話を聴いたのも5年以上前だったと思います。
「弱き者の聖夜」は興味があって観たかったのですが、映画ではなく、アメリカのTVドラマ「トワイライトゾーン」(The Twilight Zone)の中の一作品のため、なかなか観る機会がありませんでした。
いや〜、インターネットは便利なものですね。
日本で「ミステリーゾーン」として放映されたものの再放送(?)っぽいものがアップロードされていました。
というわけで、今回は「Amazonビデオ」とは関係ないのですが・・・
アメリカのデパートでサンタクロースとして雇われているコーウィンは仕事の途中で酒を飲んだりしています。酔っ払っているので、デパートに訪れた子供はガッカリ、親はカンカン。デパートの支配人に追い出されてしまいます。
雪の降る街を歩いていたら、プレゼントがいっぱい入った不思議な袋を拾います。コーウィンは喜んで街にいる人達にその袋からプレゼントをあげていきます。自分を追い出した支配人にまで。
ついに全部のプレゼントを配り終わったコーウィンに老人が話しかけます。
「自分のプレゼントはないのか?」
「でも、こんなに楽しいクリスマスは生まれて初めてだよ」
「自分は何一つもらわずにか?」
このコーウィンと老人の会話を聞いて、ハッとさせられます。
「自分はキリスト教じゃないし、クリスマスは関係ない」
「彼女(彼氏)がいないから、クリスマスなんてどうでもいい」
そんなこと関係ない。国も宗教も関係ないのです。
クリスマスって、なんだ? クリスマスはどういう日なんだ?
コーウィンの言葉に気づかされます。
最後はいい話に感じる人が多いのではないかと思いますが、僕は怖く感じました。さすが「トワイライトゾーン」です。怖いよ・・・
モノクロだし、50年以上前のテレビ番組の映像なので、お世辞にも綺麗な映像とは言えません。
でも、きっと心に残る作品だと思います。だから未だに多くの人に愛されているのでしょう。
ニコニコ動画にアップされているものなので、いつ削除されてしまうかわかりません。
わずか24分33秒の作品なので、今観られるうちに観てください。