少しのスピードアップよりドラスティックな意識改革を「人の10倍の『仕事量』をこなす技術」
「人の10倍の「仕事量」をこなす技術」(五十棲 剛史)を読みました。
ライフハック系の本もいろいろ読みましたし、効率をあげる系の本もいろいろ読みました。できるものはなんでも取り入れてきました。
効率よく仕事をして、自分で自由に使える時間を得るために。
しかし、時間を作ると、それを埋めるように仕事が増えるだけで、ますます追われるばかり。
ここは2倍仕事量をあげてもすぐに追いつかれる。10倍こなすしかない。
そう思い、この本を手にしました。
少しのスピードアップより「ドラスティックな意識改革」を
これよ、これ! こういうことよ!
いいねぇ。と思って読みはじめてみたのですが、なんかしっくりこない。
これで気がついた。
「いつも忙しいのに、生産性が上がらない人」チェック
生産性が上がらない人?
いや、生産性はいっぱいいっぱい上げている。
もっともっと生産性を限界まで上げるという本ではない?
あれ? なんか間違った?
何か違うと思いながらも、乗りかかった船。最後まで読むことにしました。
「いつも忙しいのに、生産性が上がらない人」チェック
「いつも忙しいのに、生産性が上がらない人」チェック
- ビジネス・メールは常時チェック、即返信が基本だ
- 顧客とのやりとりはほぼメール。毎日40〜50件以上のやり取りも苦にならない
- 便利な携帯メールは仕事にフル活用している
- 仕事の基本は、あらゆるお客さまの要望にすべて応えることだと思う
- ミーティングや商談の後には、報告書や議事録を作成して先方に送るのがマナーだ
- 上司から頼られており、何かと仕事を頼まれることが多い
- 突出した得意分野は持っていないが、何でもそつなくこなす自信はある
- メールでアポを取るときは、候補日を3つ程度提示するのがルールというものだ
- 重要な交渉ほどその場で即決せず、一度会社に戻ってじっくり検討すべきだ
他にもチェック項目が載っていましたが、でも、これって、できるビジネスマンでは?
今まで読んだ本の中には、このようにしようと書いている本もありました。
それがこの本では、効率を悪くしたり、生産性を上げなくなる原因となっていると言われます。
ちょっと極端なところや、普通のサラリーマンには実行できないこともでてきます。
例えば、メールをなくすことは難しいと思います。でも、アポイントなど、何度かやり取りが必要になりそうな件については、できるだけ電話で済ませるなど、減らせることはできます。
重要なのは、自分の意識を変えることなのです。
まだまだできることはありそう
いろいろ参考になることは多いと思いますが、僕はこれに気づき、今後これを意識していくだけでも、798円の価値はあったと思います。
アポを取るときには、一〇時~一二時、一三時~一五時、一六時~一八時というように、時間帯を三つに区切ってそこに予定をはめ込んで いくようにしている。
一四時半~一六時半といった中途半端な時間帯に打ち合わせ時間を設定すると、その前後の時間帯に打ち合わせを入れにくくなるので非効率だ。
いつもテキトーに相手の都合にあわせて予定を入れていました。
まだまだできることはありそうです。
カギとなるのは、「自分で、自分の時間をコントロールする」ということである。必要ない仕事はなるべく減らし、人に振り回されないよう「自分の価値」を高め、どうしてもやらねばならないことは最低限の時間で済ませる。
これは実践してもう長いのですが、去年くらいから仕事量がキャパを超え、全部こなすことができなくなってきました。
ただ、必要ないと思いながらも、仕事を減らすことは難しいので、松竹梅に分けて、対応しています。
ところが最近ふと思うと、梅の仕事がいかに多いことか・・・ とりあえずやらなければいけないみたいな・・・
これからは松の仕事を増やしていきたいと思う今日このごろです。
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