クリスマスに観たい3本の映画

クリスマスが近づくと観たくなる映画があります。
それぞれもう何度観たか覚えていないほど繰り返し観ました。

今回は、そんな僕のクリスマスに観たい3本の映画です。

クリスマスに観たい3本の映画

普通はクリスマスの映画と言えば、「三十四丁目の奇跡」や「素晴らしき哉、人生!」「クリスマス・キャロル」「ホワイト・クリスマス」あたりになると思うのですが、今さら僕が紹介する必要ないでしょう。
Amazonのレビューでもこれらは満点の「★★★★★」です。

「三十四丁目の奇跡」なんてレビューを観てるだけで泣けてきました。

サンタさんはいるよ。

こんな楽しい話は大切にしたい。
サンタクロースはいるんだ。
子どもたちは大人たちに教えてもらった。サンタさんにお願いしたら、靴下や枕元に朝起きたら望みのものがあるのだ。
ぼくも、子ども時代サンタさんから贈り物をもらった。近所のお菓子屋さんの紙袋に入っていたけれど。
嬉しくて、「サンタクロースからのプレゼントだ!」と会う人ごとに知らせた。
大人たちは笑顔でぼくの報告を聞いてくれた。
「良かったなぁ。ぼく」
いつからか サンタさんからのプレゼントはなくなった。
「大きくなったらプレゼントはこないのよ」
ぼくも大きくなったのだ。
母子家庭で母は仕事が終わってからそっと近所の菓子屋でプレゼントを買ってくれたのだ。
貧しい母とその愛をぼくは忘れはしない。
サンタさんはいたのだ。

Amazon.co.jp:三十四丁目の奇跡より

誰がレビューで泣かせろと・・・

子供の頃はクリスマスは好きでした。でも歳とともにクリスマスが恋人たちのイベントみたいな位置づけになってからは、ぜんぜん好きではなくなりました。
あまりいい想い出がないからかもしれません。

だから、クリスマスの映画と言っても、恋人と二人で観るようなムードのある映画は観ません。
一人でしみじみ楽しむようなものが多いのですが・・・

『グレムリン』(Gremlins)

1984年に公開された映画で、1990年には続編の『グレムリン2 新・種・誕・生』も公開されました。どちらもおもしろいのですが、僕は『グレムリン』の方が好きです。

グレムリン

映画が始まるなり、クリスマスムードたっぷりで、一気にクリスマス気分になります。
逆に他の季節には観る気がしないほどです。

ストーリーは、50文字ほどで言うと「主人公のビリーがクリスマスのプレゼントにもらったモグワイという新種の動物(?)が町中を巻き込む騒動を起こす」みたいな感じです。

全編で流れているクリスマスソングや、街の楽しそうな雰囲気、お母さんの作るクリスマス料理など、楽しいクリスマスの雰囲気を味わえます。
ただし、ビリーの恋人ケイトだけのぞいて。

ケイトは、当時僕が好きだったフィービー・ケイツがを演じていたのですが、彼女だけあまり楽しそうではありません。みんな楽しいクリスマスなのに・・・
なぜなのか?
やがて明かされる彼女のクリスマスの想い出。
そんなことあるんかいな?
この映画にそこまで悲惨な設定が必要だったのか?
と思うほどヒドい想い出でした。

まだこの映画を観ていない方、映画の本筋とはあまり関係ありませんが、ネタバレはイヤだという方、ここから先少し飛ばして下さい。

実は彼女が子供のあるクリスマスの日、お父さんは帰ってきませんでした。何日経っても。
ある日、煙突からお父さんが落ちていることに気付いたのですが、もちろん死んでいました。
彼女はお父さんとサンタクロースを同時に失ってしまったのでした。
もうちょっといい設定なかったんかいな・・・

と、まぁ、そんなわけで、クリスマス気分とちょっとファンタジー、ホラーな気分を味わいたい時は『グレムリン』がオススメです。

『ダイ・ハード』(Die Hard)

1989年公開(アメリカでは1988年公開)の映画で、『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』『ダイ・ハード4.0』と続編が製作されています。

ちなみにクリスマス気分を味わえるのは『ダイ・ハード』と『ダイ・ハード2』だけです。
クリスマスなのに、なんて俺はツイてないんだ。とボヤきながらテロリストと闘うジョン・マクレーン刑事がよかったのに、『ダイ・ハード3』を観に行った時クリスマスとぜんぜん違う季節の設定でガッカリしました。

ダイ・ハード

ストーリーは、25文字ほどで言うと「刑事が超高層ビルでテロリスト集団と死闘を繰り広げる」みたいな感じです。

『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』『ダイ・ハード4.0』ももちろんおもしろいのですが、一番好きなのは『ダイ・ハード』です。
逃げ場がない超高層ビルで孤立無援の中、仲間は無線機でつながった警官のパウエル。たった一人でテロリスト集団と闘っていく。これが『ダイ・ハード』の魅力だと思うのですが、2以降にはこれがないのです。

クリスマスらしいところは、最初の空港やリムジンのクリスマスソングやパーティーなどあまりありませんが、映画が終わる時にはまったくヒドいクリスマスだったな・・・とホッとした気分になります。

『ホーム・アローン』(Home Alone)

1991年公開(アメリカは1990年公開)の映画で、『ホーム・アローン2』『ホーム・アローン3』『ホーム・アローン4』の続編があります。

『ホーム・アローン3』以降は主役がマコーレー・カルキンではないし、『ホーム・アローン3』にいたっては設定も別なので、あまり『ホーム・アローン3』以降には思い入れがありません。

ホーム・アローン

ストーリーは、15文字ほどで言うと「留守番してる子供と泥棒との闘い」みたいな感じです。

家の中の飾り付けや、教会など、日本とはまた違った雰囲気のクリスマスを楽しむことができます。特にちょっとだらしのないサンタクロース(ホンモノじゃないサンタ役で雇われてる人)は日本では見かけることはないでしょう。

笑って、ちょっとハラハラして、そして最後はウルウルします。
お子さんからお年寄りまで安心して観ることができると思います。

どれもあまりクリスマスらしい過ごし方をしてない映画ばかりですね。
そのあたり、僕がクリスマスをあまり好きでないところが現れているのかもしれません。

そんなわけで、メリークリスマス!