モレスキンに書いた1年前の日記を読み返して感じたこと

どのようなきっかけで始めたのか、今となっては思い出せないのですが、とにかく今年のお正月から日記をつけ始めました。
そしてこれも何がきっかけだったのか覚えていないのですが、その日記はモレスキンにつけていました。

モレスキンに書いた1年前の日記を読み返してみた

三日坊主で終わることなく、とりあえず1カ月間ほぼ毎日書いていました。
2月になっても続いていましたが、この頃から仕事の忙しさが限界に近づき始めていました。
毎日書く余裕がなくなり、ほとんど「しんどい」ばかりが繰り返されるようになってきました。この頃は夜に一日を振り返っても、何があったか、何をやったか、ぜんぜん覚えていなくて、とにかくしんどい。それしか頭の中に残っていませんでした。
「しんどい」ばかりじゃ読み返してもおもしろいわけがなく、逆に陰な気分になるため、いつか書くのをやめてしまいました。

それから数ヶ月後、再びこの手帳を手に取ったのは「たかがノートじゃないか「モレスキン『伝説のノート』活用術」」で紹介した「モレスキン『伝説のノート』活用術」を読んだ後です。
もう一度やってみるか・・・
ただし、今度は日記ではなく、メモを取る手帳として使い始めました。

いろいろメモしていましたが、それはユビキタス・キャプチャーや「なぜ割り箸の袋をノートに貼るのか?「人生は1冊のノートにまとめなさい」」に載っていたライフログのような類のものではなく、本当に防備録として使っていました。
なんでもかんでも記録に残す意味がよくわからなかったのです。
後で必要になるかどうかわからないようなものを書いてもしょうがないだろう・・・という感じで。

それからさらに3カ月が経ちました。
昨日、何気なしにパラパラとめくっていた時、最初に書いていた日記が目につきました。
日記を読み返すのはちょっと恥ずかしかったのですが、読んでみると、これがおもしろいのなんの。

初詣に行った時の話、温泉に行った時おじいさんが風呂場で倒れて救急隊が助けにきた話、7時間以上渋滞にまきこまれた話など・・・例を挙げると枚挙に暇がありません。
他の人が読んでもぜんぜんおもしろくないと思いますが、僕にはどれもおもしろく感じました。なんせ全部約1年前の自分が自分のために書いた文章なので。

一気にどんどん読んでいきました。
あれ? 次がない・・・
そうです。2月で終わっているのです。
なんで続きを書いてないんだ・・・
後悔しました。
なんでもいいから書いときゃよかった。
その時、どうでもいいと思ったことでも、時間をあけて読むとおもしろい。
そうそう、そんなことあった。という「あるある」ネタでいっぱいなのです。
まぁ、全部自分の話なので当たり前なのですが・・・

おもしろいだけでなく、ためにもなりました。
前に渋滞に巻き込まれたところに今度また行く予定なので今度は早めに出発しようとか、前に決心したけど時間とともに忘れてしまっていたことを思い出したり。

僕みたいに「ユビキタス・キャプチャーってよくわからん」「ライフログなんてつけていて役に立つのかな?」と思っている人。だまされたと思って、なんでも書いておくことをオススメします。
きっと後から楽しんだり、役に立つ日が訪れるはず。

僕はこれから実践していこうと思いました。
1年後、2年後、そしてもっと先の自分のために。