「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」スゴい人だな・・・

「夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日」(山崎 直子)を読みました。

山崎直子さんの名前を聞いてピンとこない方のために、念のため。山崎直子さんは2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号に乗って国際宇宙ステーション(ISS)に行った宇宙飛行士です。

夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日

この本では、宇宙飛行士になるきっかけとなった1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故から始まり、どのように宇宙飛行士となったか、そしてISS滞在中の話から地球に帰還するまでが描かれています。

読んで感じるのは、スゴい人だな・・・ それだけ。
本当にスゴい人なんだと思います。
ロシアでのサバイバル訓練やロシア語の習得など、とにかくなんでもいとも簡単にこなしてしまう。
本当は難しいことだと思うし、苦労もされていると思うのですが、淡々と語られているので、なんでも簡単にできてしまっているように感じるのです。

努力すれば何でも夢は叶う。
そんな気にさせられるので、たくさんの夢を抱いた子供が読むとよいのではないかと思いました。
夢をあきらめて挫折した大人が読むと、やっぱり「スゴい人だな・・・」とは思うけど・・・

NASAの教官に何度も言われた言葉「練習は本番のつもりでやれ。そして宇宙に行ったら、練習のつもりでやれ。」が印象に残りました。
僕は「本番に弱い」ので、練習も本番もいつも本番のつもりで全力でやっていましたが、逆に本番は練習のつもりでやった方がいいのかも・・・