学生にもすすめたい「上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方」

「上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方」(新名 史典)を読みました。

「上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方」(新名 史典)

まず、僕には会社のトップである社長も含めて4人の上司がいます。そして、4人の部下がいます。
つまり僕は4人の部下であり、4人の部下がいるという、中間管理職なわけです。

社会人になってから20年ほどになりますので、部下としての仕事の進め方やノウハウはそれなりにありますし、自分のやり方も持っています。

そんな僕が読むと、部下よりも、登場してくる上司に感情移入してしまって、上司は意外と知っていないみたいなことが書いてあると「はい、スミマセン・・・」、上司のモチベーションは部下が上げるなんて書いてあると「あるある!」となってしまいました。
これって、本来の意図された読み方じゃないよなぁ?

帯には、こう書いてありました。

日本中のすべての「上司」は、この本を「部下」に読ませよう!
常に「上司の考え」を予測しながら動く能力、それが「部下力」。
この「部下力」を身につけることで、上司を上手に動かすことができるようになり、あなたの仕事も効率的に回っていく!

確かに、もっと「部下力」を伸ばしていきたいと思っている人が読むといいと思いました。
でも、まだ「部下力」など意識していない学生が社会人になる前に読んでおいてもよいのではないかと思いました。

読み始めると「めんどくせ〜!」「こんなことまでしなければいけないのか?」と思うかもしれません。

でも、読んでいくうちに、ちょっとした気遣いや、根回しで、良い意味で要領よくやっていけることに気づかされると思います。
このちょっとしたことができるできないで、同じ事をやっても、できるできないの差がつけられていくのです。

しかも、これは最初が肝心であることがこの本でも書かれています。

信用を得ることができれば、何を言ってもだいたい通る

人は、初期の段階で抱いたイメージをかなり引きずるものです。いわゆる、"レッテルを貼る"というやつです。一度レッテルを貼られてしまうと、なかなかそのイメージは覆ることはありません。

「本当に?」と思うかもしれませんが、自分でうまくやれていないと感じる僕が言うのだから間違いない。

読んでおいて損はないと思うよ。いや、ホント。