「企業参謀ノート」読むなら、がんばって「企業参謀」読む方がいいかも?

前回の「読んで、自分で理解して、盗め! 桜庭和志の「考えずに、頭を使う」を読んだ」が3月9日なので、3ヵ月以上経ってしまった。

3ヵ月間、何も書くネタがなかったわけではなく、書こう書こうと思いつつもなかなかまとまった時間がとれずにいた。
というわけでその間に読んだ本を思い出しつつ、振り返ることにする。

まずは「超訳・速習・図解 企業参謀ノート[入門編]」から。

超訳・速習・図解 企業参謀ノート[入門編](大前 研一)

よく見るとわかるけど、大前研一は監修で、プレジデント書籍編集部が編集になっている。
そう、これは「企業参謀」じゃなく、「企業参謀」のエッセンスを図解を織り交ぜて再編集した「企業参謀ノート[入門編]」だ。

現在書店で見かける新装版「企業参謀」は1999年に出版されているが、元々の「企業参謀」は1975年に書かれている。

根本的なところは今読んでも通じるのだが、読み始めると、旅行や散髪の例えや金額、説明の図に時代を感じさせられる。
そういったこともあって、読んでみようかと何度か思いながらも手を出せないでいたが、これなら読みやすいんじゃないかと思って、この「企業参謀ノート」を読むことにした。

たしか「kobo」で読んだと思う。

電視書籍版「企業参謀ノート」

読みにくい・・・

背景が入っているおかげで、文字だけの本ではなく、雑誌のような作りになっているのだ。

文字の大きさや行間を読む人が自由に設定できるという電子書籍の良さがまったくない。
これでは印刷物をそのまま再現しているWebサイトと同じだ。

電子書籍は本をそのまま再現するのではなく、電子書籍として一番読みやすい形で出して欲しい。

肝心の内容だが、ちょっと簡単すぎるというか、内容が薄すぎる気がした。
これなら、がんばって「企業参謀」を読んだ方がよいのではないかと思った。