「藝人春秋」芸能界ってスゴい世界だ・・・

「藝人春秋」(水道橋博士)を読んだ。

藝人春秋(水道橋博士)

そのまんま東、甲本ヒロト×2、石倉三郎、草野仁、古舘伊知郎、三又又三、堀江貴文、湯浅卓、苫米地英人、テリー伊藤、ポール牧、爆笑問題、北野武と松本人志、稲川淳二という15組?の人たちとのエピソードをまじえた話が書かれている。

これを読むと、芸能界ってスゴい世界だと感じる。

どれも強烈な個性の人ばかりだが、一番印象的だったのは三又又三だ。
テレビでの印象は、こんなことを書くと失礼だけど、大勢いる芸人の一人というくらいのものだった。面白いと感じることもあるけど、特別面白くもない。そんなイメージ。

ここで書かれている三又又三は強烈だった。本人は真剣なんだかどうかわからないけど、とにかく出鱈目。ここまでいくと、腹が立つとか呆れるとか通りこして、もう笑うしかない。
こんな人が普通にいる芸能界ってスゴい。

僕らがちょっとおもしろいことを話できたとしても、こんな人たちの大勢いる世界に放り込まれたら、勝負にならない。まったく別の種類の人間のように見える。

テリー伊藤やポール牧にしても、他の仕事をしていたら、どうなっていたのだろう? と思った。

芸人ではないのだが、湯浅卓、苫米地英人あたりは、本気か冗談か、もう僕には理解できない種類の人間だった。

甲本ヒロトはちょっとカッコよく書こうとしすぎてるように感じたり、爆笑問題のいじめの話や、稲川淳二の話はちょっと違和感があったが、「スゴい人が世の中にはいるんだな」って感じで楽しめると思った。

あらためて、芸能界って、普通の人間が住む世界ではないと思った。