YouTube始める前に読んでおくべし! MEGWINの「YouTubeで小さく稼ぐ」MAJIDE

最近、何本か動画を作り、YouTubeにアップしました。

仕事では動画を作ることもありますし、いろんなYouTubeの動画も観ていたので、そんなに難しくないと思っていたのですが、実際に作ってみると、これがとても難しく、我ながら恥ずかしいものが出来あがってしまいました。編集とか、画面に出ない裏側の仕事はそんなに問題なのですが、出演側がヒドいできでした。

これはなんとかせねば・・・
そんなわけで、「YouTubeで小さく稼ぐ 〜再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法」を読みました。

著者は関根剣? 誰、それ? という人も、MEGWINと言えばわかるのではないでしょうか。

YouTubeで小さく稼ぐ 〜再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法(MEGWIN/関根 剣)

株式会社MEGWIN TVの代表取締役社長で、2005年から毎日動画をアップしている古参のYouTuberです。

書いてあることはいたってシンプルです。
「ブログを更新するように、YouTubeに動画をアップしませんか?」
「動画の制作はそんなに難しくないし、楽しいですよ」
「うまくいけば月3万円くらい広告収入を稼げるかもしれませんよ」

「YouTubeでガッポリ稼ぐ方法教えます」みたいなウソくさいのじゃなくて、「小さく稼ぐ」というのがいいですね。

ただ、この本は2013年5月に出版された本なので、現在とは若干状況が異なっているところもあります。例えば「ブログをやっている人は多いけど、動画をアップしている人はあまりいない」などは、むしろ逆で、今はYouTubeをやっている人の方が多いんじゃないか? ってくらいYouTubeをやっている人が増えました。だから、月3万円の広告収入を得るのは難しくなっているのではないかと思います。

このような本では、よく細かいテクニックにや操作方法などについて書かれていますが、時代とともにシステムがどんどんリニューアルされますので、すぐに古くなって使い物にならなくなることもあります。この本に書かれているのは、YouTubeについての考え方や動画の作り方についてなど、もっと基本的なことが書かれていますので、2年前に出た本ですが、とても参考になりました。

「プラスワン」の発想でオリジナリティを出せ!

動画はオリジナリティがあるほうがいい。そんなことは誰でもわかっています。自分一人しかやってないことができればいいのですが、そんなものはそうそうありません。では、どうすればよいのか? そこで「プラスワンの発想」をするそうです。

例えば、料理系ならダンスしながら料理をする「料理+ダンス」という「プラスワン」によって、どんな動画もオリジナリティを出せるというわけです。

ん〜、やっぱり簡単ではないですが。

時事ネタは「ちょっと前」を狙うのがコツ!

ハロウィンなど、時事ネタは再生回数を稼ぐチャンス。時事ネタを扱う場合「ちょっと前に動画をアップする」というのがブレイクするコツだそうです。

また、お台場にあるガンダムとか、東京スカイツリーのような「話題になることが決定的なモノ」については完成する前から現地へ行って「工事中の動画」を撮るとか、話題のショッピングモールなら「開店前の様子」をリポートするのもOKだとか。

話題の新商品もこのパターンですね。スピードが命。

素人が陥りがちな「最悪パターンを知っておこう!

これもとても参考になりました。

「偶然のハプニング」を期待しても、何も起こらない。
「なんかおもしろいことが起こればいいな」と思って、行き当たりばったりでだらだら撮っても、おもしろいものを撮ることは難しいそうです。

「企画モノ」で無理をすると続かない。
ネタ切れして、どんどん過激になっていくか、失速していくかのどちらか。「続けられるか?」という部分も重要なようです。

「無理に体を張る」というのも避けたほうが無難。
エスカレートするのも危険だし、この手の動画をつくっていくと、人に迷惑をかけたり、犯罪まがいのことを始めるケースも多いので要注意とのことです。YouTubeが話題になったニュースがいくつかありましたが、まさにこれですね。

他にも、やってしまいそうなことが載っていました。気をつけます。

最後に・・・

この他、「タイトル」はとにかくインパクトが大事、「説明欄」は外部リンクに使うのが鉄則、「サムネイル」はアップの画像を選ぶなど、細かいノウハウも載っていますので、参考になることが多いと思いました。

これを理解しているのとしていないのでは、大きな差があると思いますので、僕のようなYouTube初心者にはオススメです。MAJIDE