「UTme!」でオリジナル Tシャツを販売して一攫千金を狙おう! ウハウハ!

自分がデザインしたTシャツが買えるユニクロの「UTme!」ですが、今年は自分がデザインしたTシャツの販売もできるようになりました。
そして、Tシャツが売れると1枚あたりなんと300円もらえるのです。

「LINE クリエイターズスタンプ」では遅れをとってしまいましたが、今回はこのビッグウェーブに乗るしかない。ということでさっそく作ってみました。

まずはこのアプリをダウンロードします。

UTme! - スマホでデザイン、君だけのUT。

ユニクロから、まったく新しいTシャツの楽しみ方の提案です。
UTme! は、だれでもオリジナルデザインのTシャツをつくれるアプリ。 操作はかんたん。 絵を描いて、スマホをシェイクするだけ!
気に入ったデザインができたら、みんなにシェアしてみよう!

UTme! - スマホでデザイン、君だけのUT iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 UTme! - スマホでデザイン、君だけのUT。」より

ちなみにAndroid版「UTme!」もあります。

ユニクロ「UTme!」のオープニング画面

まずアプリを立ち上げます。

ユニクロ「UTme!」のログイン画面

オリジナルTシャツを販売するためには、アカウントが必要です。
最初に「新規登録する」から登録してください。

メニューは左から、他の人が作ったTシャツを買う「マーケット」、まだリリースされていないのでよくわからない「タイムライン」、Tシャツを作る「つくる」、作ったTシャツを管理したり、購入履歴などが確認できる「マイページ」です。

ユニクロ「UTme!」の「つくる」画面

「つくる」でできるのは、写真など画像を取り込む「PICTURE」、文字を入力する「TEXT」、絵が描ける「PAINT」、スタンプを押せる「STAMP」の4つです。

まずは「PICTURE」から試したいと思います。

ユニクロ「UTme!」の「PICTURE」画面

まずは、男性用Tシャツ、女性用Tシャツ、子供用Tシャツ、トートバッグの中からアイテムを選び、色を選びます。今回は男性用Tシャツを選びましたが、男性用Tシャツの場合、カラーは白、黒、ネイビーの3色があります。もうちょっと色を増やして欲しいですね。

次に用意した画像を選んで、大きさや位置を調整します。
上の画像は正方形ですが、★型などで画像を切り抜くこともできます。切り抜く形は何種類もパターンが用意されています。

ユニクロ「UTme!」の「シェイクしてリミックス!」画面

次に6種類用意されたエフェクト(フィルター?)をかけることができます。

絵画のようなタッチになる「MoMA」、切り貼りしたコラージュのようになる「COLLAGE」、画像が複数に分裂してパターンを描く「AUTO DESIGNER」、インクを飛び散らしたようになる「SPLASH」、切り刻んだようになる「GLITCH」、ドット絵のようになる「MOSAIC」、エフェクトなしの「NO REMIX」です。

この説明ではイメージしにくいと思いますが、一つ選択して、スマホを振るだけで、よい感じに加工してくれます。何度もフリフリして楽しんでしまいましたが、今回はエフェクトなしの「NO REMIX」を選びました。

ユニクロ「UTme!」の完成画面

これで一応完成になります。

「レイヤーを追加」を選ぶと、さらに追加することができます。

今回は文字の「TEXT」を追加することにしました。

ユニクロ「UTme!」の「TEXT」画面

フォントは「ゴシック」「丸ゴシック」「明朝体」「ENGLISH」の4タイプで、それぞれ「ほそい」「ふつう」「ふとい」の3種類用意されています。
もうちょっとフォントの種類を増やして欲しいなぁ・・・と思いました。

フォント以外に、左寄せ、中央寄せ、右寄せ、色なども選ぶことができます。そして、文字の大きさや位置を調整します。

また、先ほどの画像のレイヤーとの重ね方も透過や切り抜きなど何種類か選ぶことができました。

ユニクロ「UTme!」なんとなく、Tシャツっぽくなってきた

文字の入力が完成しました。

なんとなく、Tシャツっぽくなってきました。

ユニクロ「UTme!」の完成画面 その2

さらに「レイヤー追加」することもできますが、今回はこれで完成にしました。

ここで、自分で購入する「カートに追加」、販売する「出品」に進むわけですが、今回は自分用のTシャツなので「カートに追加」を選びます。

ユニクロ「UTme!」の「カートに追加」画面

ここに載っている価格は税別になっています。また上の画像では1,790円になっていますが、これは5月11日までの期間限定の特別価格で、それ以降は1,990円になります。

ちなみに女性用Tシャツも1,790円(→1,990円)、子供用Tシャツは1,590円(→1,790円)、トートバッグは2,290円(→2,490円)になります。

で、ビックリしたのが、色です。色によって価格が違うのですが、なんと黒とネイビーは白より1,000円も高いのです。どうしても違う色にしたいという方のために、最低限の黒とネイビーを渋々用意したけど、できれば選んで欲しくないので、1,000円高くした。そんな雰囲気を感じてしまいます。

まぁ、黒とネイビーの場合、絵や文字のプリントの下に白い色をプリントしなければならず、それでコストがかかっているだけかもしれませんが。

どっちにしろ、ちょっと高すぎるので、多くの人は白を選ぶのではないでしょうか。

あとはサイズを選ぶと完了です。

Tシャツの価格以外に送料450円(税別)がプラスされますが、5,000円以上購入すると送料無料になります。

では、販売する時はどのようになるのか?

ユニクロ「UTme!」の「出品のながれ」画面

このような流れになっています。

  1. クリエイター登録
  2. 出品の申請
  3. 審査
  4. 販売開始

「1.クリエイター登録」する際に、売上金を振り込む銀行口座を入力しなければいけないのですが、この銀行が3行くらいしか選択肢がありませんでした。たまたまそのうちの一つ、三菱東京UFJ銀行の口座を持っていたので登録できましたが、これがない場合、まず銀行口座を用意する必要があるので、一気に難易度がアップしてしまいます。もうしばらくしたら、対応する銀行が増えるようですが、詳細は載っていませんでした。

ユニクロ「UTme!」の「デザインの出品申請」画面

「2.出品の申請」は簡単に終わると思います。
4点確認して、チェックするだけです。

補足コメントや、デザインの権利を持っていることがわかるURLを追加することもできます。

ユニクロ「UTme!」の「マーケットに投稿される内容」画面

この「出品の申請」が終わったら、あとは「審査」が終わるのを待つだけです。

「LINE クリエイターズスタンプ」の場合、この審査にとんでもない時間がかかっていますが、最大14日ということなので、夏の間に販売できず、真冬に販売開始!みたいなことはなさそうです。
と思っていたら、こんなことが書かれていました。

出品デザインの審査状況について

2015.05.07
現在、ご好評により出品デザインの審査期間にお時間を頂いており、通常の14日以上審査期間を頂く可能性がございます。
お客様各位にはご不便をおかけし誠に申し訳御座いません。
審査期間の短縮とご利用環境向上に努めて参りますので何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

サービスの接続状況について | UTme!」より

やや! 想定していた以上に申請が多いのかもしれません。
大丈夫かなぁ?

ひょっとしたら、出品する時「2.出品の申請」で「デザインの権利を持っていることがわかるURL」を載せておく方が審査が早くなるかもしれませんね。ならないかもしれないですけど・・・
でもよく考えたら「https://spiderslab.net/」と載せていたところで、デザインの権利を持っているかどうかなんてわからないですね・・・

ちなみに「PAINT」はこんな感じです。

ユニクロ「UTme!」の「PAINT」画面

色は何種類かのパレットがあるので、ある程度選択肢があるのですが、どうもペン(?)の太さの調整ができないようなので、凝ったことはできないし、単調になってしまいそうです。

ユニクロ「UTme!」の「MOSAIC」画面

ドット絵のようになる「MOSAIC」のエフェクトをかけてみると、こんな感じになります。

最後の「STAMP」ですが、なんとなく「子供向けかな?」といった印象を受けます。

ユニクロ「UTme!」の「STAMP」画面

有料のスタンプは、お子さんが好きなキャラクターのTシャツを作るためのもので、無料のスタンプは使い道がよくわからない・・・
好きなキャラクターがあればよいのかもしれませんが、興味のあるものがなければ、う〜ん、ビミョーかな?

「マイページ」の中で「出品中」のものを確認することができます。

ユニクロ「UTme!」のマイページ「出品中」画面

ほとんどがまだ「審査中」なのですが、中には申請してすぐに「出品中」になったものがあります。

いずれも適当にテストで作ったもので、「『PAINT』だけで作っているもの」「『MOSAIC』エフェクトで元の写真がわからないくらい加工されたもの」でした。
共通しているのは「パッと見ただけで、著作権上問題がないとわかるもの」でした。

そう言えば・・・

ユニクロ「UTme!」の「マーケット」画面

今、出品されているものって、どれも適当に作ったようなクオリティの低いものが多く感じました。

ひょっとしたら、パッと見ただけで著作権の問題がなさそうなものは、すぐに「出品」。著作権に問題があるかもしれないものは、要確認。で、この確認に時間がかかっている?

と思ったら、こんなメールが届いていました。

UTme!をご利用いただき誠にありがとうございます。

下記のご注文番号にて、お客様からのご注文を承りましたが、内容を確認させていただきましたところ、一部ご注文で、ご確認が必要なデザインもしくはご注文をお受けできかねるデザインがございました。

詳細をアプリのマイページよりご確認の上、画面の表示に従いご注文内容を再度確定してください。
ご確認後の注文受付期間は本メール配信日より3日間となっております。
期間を過ぎますとキャンセルとなりますのでご注意ください。

本サービスでは、トラブルを防止する観点から、肖像権・著作権・商標権に抵触すると考えられるデザインや公序良俗に反すると考えられるデザインでの加工はお受けいたしかねておりますので、ご理解・ご了承いただきますよう、お願いいたします。
詳しくはUTme!デザインガイドラインをご参照ください。
https://utme.uniqlo.com/guideline_ja.php

これ、販売用の「出品」ではなく、自分用に購入したものです。自分用のものについても、著作権に問題がないかをチェックされているようです。

どうやって自分に著作権があることを証明すればいいのだろう? と思って、アプリを立ち上げると・・・

ユニクロ「UTme!」の「ご注文内容の再確認」画面

著作権に問題ないですよ。何か問題があった場合は自分で責任持ちますよ。てなことを確認すれば、購入できるようです。

まぁ、あとあと何か問題が起こった時のことを考えると、ここまでやる必要あるのだろうと思いますが、しかし、一体どうして、あの画像が問題あると思ったのだろう? と思って問い合わせてみたところ、こんなメールをいただきました。

お問い合わせいただきました内容につきまして、ご注文番号「******-********」の商品は、お客様がデザインに使用された画像と同じものがインターネット上に公開されており、画像に著作権が発生する恐れがございましたため、お客様にご確認をいただきたい旨ご連絡させていただいておりました。

マジで?

まさか人が一点一点調べているとは思わないけど、インターネット上に似た画像がないか、自動処理で画像検索されて、該当するものがあれば、担当に通知がいく。そんな感じかどうかはわかりませんが、とにかく画像が載っているデザインは一点一点チェックされているようです。
そりゃ時間かかるわ。

今、出品されているものは「PAINT」だけで作ったような、ちょっと完成度が低く感じるものが多いですが、おそらくクオリティの高いものは現在審査中で、もうしばらくしたら、そういったものが並び始めるのではないでしょうか?

ただ、出品されればそれでOKというわけでもなく、出品された後も、玉石混淆の大量のTシャツの中から選ばれ、購入されるのは非常に難しいのではないかと思います。

ユニクロ「UTme!」のマーケット「おすすめ」画面

現在は、画面左上の「検索」機能がまだ使えません。

だから、販売されているものを見たい時は、「おすすめ」「ランキング」「新着」からしかたどり着けません。

「おすすめ」は「STAFF PICK」と書かれていて、今載っているのは、田辺誠一や、ノンノ、吉本興業など・・・
ここに載せられることはまずなさそうです。

「ランキング」は、おそらく売れている順ではないかと思いますが、とにかく売れているものほど上に載り、また売れる。で、また上に上がるみたいなものなので、ここに載ることも難しいでしょう。

となると、人の目に触れる機会があるのは「新着」だけになってしまうのです。ここはまさに一期一会の世界です。たまたま開いた時に載っているかどうかになります。

つまり、どうやって売れるんだ? といった感じです。
なんせ自分の作ったものすら、見ることができません。

「LINE クリエイターズスタンプ」と同じで、誰もが認めるくらいの「クオリティ」、何かのきっかけでヒットする「運」、ブログやTwitterなど自分で告知できる「メディア」のどれかを持っていないと、人に見てもらう機会すらなさそうです。

もうちょっと探しやすい工夫がないと、作るだけで買ってもらえないのではないかと思いました。

プリント加工は、インクジェットプリントを使用しているそうですが、どれくらい綺麗なのか? など、注文したTシャツが届けば、また報告したいと思います。

5月11日までは200円安く買えるので、さぁ、今すぐクリック! クリック!
iOS版「UTme!」
Android版「UTme!」

2015年5月19日 追記

注文したTシャツが届きました。
「UTme!」で作ったTシャツが届いた! ユニクロに却下されたデザインも紹介!」をご覧ください。