「必要十分生活 〜少ないモノで気分爽快に生きるコツ〜」もっと早く読めばよかったかな?

今まで、片づける本や捨てる本を読んでも「なるほどね」くらいで行動することができませんでしたが「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」(この手の本の中で一番心に響いた「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -」)を読んで以来、モノを手放すことに抵抗がなくなり、週末になるとゴミ袋を何袋分も捨てるようになりました。

ほとんど奥の方には何があるかわからない状態のモノが一杯詰まった倉庫も、いざ全部出してみると、要らないようなモノばかり。よく何年も、いや10年、20年もこんなモノを大事に置いていたなと思って、ガンガン捨てています。

そうなると、部屋に溢れていた必要なモノを整理して倉庫に入れられるようになり、部屋が片付いてきました。押し入れや、屋根裏など、まだまだ手を付けていないところもあるので、年内には家中片づけることができるのではないかと思っています。

また、捨てることだけでなく、買うことにも影響が出てきました。前はなんとなく欲しいと思って買っていたモノ。買うことを楽しんでいたモノ。これらは本当に必要だろうか? と買う前に考えると、多くのモノは別になくてもいいかと思えるようになってきました。

読んだタイミングなどもあったと思うのですが、あらためて「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」は、なかなかよい本だと思えるようになってきました。もう僕には片づけの本も捨てる本も必要ないように感じているのですが、「必要十分生活 〜少ないモノで気分爽快に生きるコツ〜」(たっく)を読んでみました。

必要十分生活 〜少ないモノで気分爽快に生きるコツ〜(たっく)

「必要十分生活」とは、物がこれ以上増えると余計だし、これより少ないと生活に困る、という状態のことです。この本で紹介されている多くのものは「えっ! そこまで減らすの?」みたいなことになるわけですが、意外と「これ、すでにやってるわ」みたいなことも、ありました。

洗面所や浴室を毎日掃除するのは、なかなかできないことだと思うし、素晴らしいと思いましたが、やはり中にはやりすぎと感じるものも少なくありません。

ファッションに関することは、なかなかマネできないし、マネしたくもないと思う人が多いのではないでしょうか。例えば、靴。靴は、革靴、動きやすいスニーカー、サンダルの3足だけで十分とのこと、いや、革靴って黒だけ? 茶色くらいいるでしょう?

もちろん服もかなり少ないのですが、独特なのが「強制ローテーション」です。シャツとズボンを強制的にローテーションさせて着るわけです。えっ? コーディネート的にどうなのかな? と感じてしまいます。
それについては「自分からはあえて試さない組み合わせになり、意外な一面も発見できます。変な組み合わせになる場合もありますが、それはご愛敬でしょう。」それは無理。変な組み合わせで外を歩くのは、無理です。

下着もシャツ3枚、パンツ3枚、靴下3足しか持たないそうです。いや、それは少ないでしょ? 毎日同じの履いてるのか? と思ったら、風呂あがりに洗剤で手洗いして、浴室に干すそうです。そのことにより、3枚でも足りるし、旅行先でも洗濯するので洗濯物がたまらないそうです。

逆に、洗濯機も必要ない。同じように炊飯器も掃除機も必要ない。たしかに、土鍋でもご飯は炊けるけど、面倒だし、時間がもったいないと思ってしまいました。

このように気になるところもありましたが、もちろん参考になったこともあります。例えば、情報についてです。今は送られてくる情報量が多く、自分で取捨選択しなければ、情報の波にのまれてしまいます。そこで、相手から運んでくる情報は受け取らないで、情報は能動的に集める。メルマガやTwitter、Facebookなど、ちょっと利用の仕方を見直そうかと思いました。

そこまではやりたくない、できないことと、すでにやってることが多く、全体的にあまり参考になることが少なく感じました。もっと早く読めばよかったかな?