「ほぼ日リニューアル物語」がおもしろい

「ほぼ日」こと「ほぼ日刊イトイ新聞」をご存じですか?
ご存じない方のために、本当の新聞ではなく、糸井重里さんのサイトです。

「サイトは見ていないけど、知っている」って方は多いのではないかと思いますが、僕もそんな一人です。

10年前から時間が止まっているサイト

「ほぼ日」の中に「ほぼ日ストア」というショップがあります。
そこでは「ほぼ日」から生まれたオリジナルの手帳やカレンダーなんかが売られていているのですが、気づいたら、手帳は「ほぼ日手帳」を使っていますし、家のカレンダーは「ほぼ日ホワイトボードカレンダー2008」で、エコバッグの「ザンパノさんの紙ぶくろ」(最新型は「ザンパノさんの紙ぶくろ2」)まで使っていました。

でも、サイトはほとんど見ていませんでした。
それは、見た目が古くさく、ごちゃごちゃしてわかりにくかったからなのです。

ほぼ日刊と言いながら1998年6月6日以降一日も休まず更新されているのに、見るからに「tableタグ」を使ったレイアウトのため、10年くらい前から時間が止まってしまっているようでした。

リニューアルの裏話

その「ほぼ日」が6月6日にリニューアルされました。

HTMLは相変わらず昔を引きずっていますが、見た目は一新して、すっかり今時な感じになりました。
トップページも整理されて、とても見やすくなったと思います。

そんなリニューアルの裏話が「ほぼ日リニューアル物語」で公開されています。

ほぼ日刊イトイ新聞 - ほぼ日リニューアル物語
https://www.1101.com/home_renewal/

全8回のうち、今はまだ4回目までしか公開されていませんが、リニューアル前とリニューアル後を比較するだけではなく、どのようなプロセスを経ていったかが描かれているので、コンテンツとしてもおもしろいし、制作の参考にもなるのではないかと思います。

まず現状の問題点を更新の担当や役割など「人にまつわる問題」、データベースなどシステムに関する「裏の問題」、見た目そのもの「デザインの問題」の3つのテーマにまとめ、取り組まれています。

増築に増築を重ね、つぎはぎだらけになったサイトをリニューアルするのは、地味な作業も多く、同時にtableレイアウトからCSSレイアウトに作り直す時は時間もかかりますが、スッキリ整理できた時は満足感も大きいと感じる最近です。