今「kobo glo」をオススメするこれだけの理由

「kobo glo」を購入した。

昨年7月に「kobo Touch」を購入し、12月には「Kindle Paperwhite 3G」を購入したのに、なぜ今のタイミングで「kobo glo」を購入したのか?

電子ブック楽天<kobo>kobo glo

その前に、僕が電子書籍端末に求める3つの機能がこれ。

  1. 暗いところでも読める「フロントライト」
  2. どこでも本が買える「3G回線」
  3. ストレスなくサクサク動く「物理ボタン」

本の品揃えや、目的の本が見つけやすいなど検索などはシステム側の問題で、単純に端末だけで考えると、こうなる。
で、今この条件すべてを満たしているものはない。

Kindle Paperwhite 3G」は「フロントライト」と「3G回線」はあるのだが、「物理ボタン」はない。

kobo glo」は「フロントライト」はあるのだが、「3G回線」と「物理ボタン」はない。

SONY Reader」は「物理ボタン」はあるのだが、「フロントライト」と「3G回線」はない。

そんなわけで、「「Kindle Paperwhite 3G」開封の儀」の「Kindle Paperwhite 3G」と「Kindleが待ちきれず、楽天kobo Touchを買ってしまった 〜開封から使った感想まで〜」の「kobo Touch」を使っていた。

電子書籍端末では「Kindle Paperwhite 3G」は完璧に近い完成度なのに対して、「kobo touch」は「暗い場所でkobo touchを使うなら「kobo クリップ型リーディングライト」がオススメ!」の外付けライトをつけないと暗いところでは読めないし、Wi-Fiがないところでは同期ができないし、反応が悪くモッサリしているしで、2、3歩遅れた印象だった。
だから、他社から使いやすい端末が発表されたら、いつ乗り換えてもいいと思いながら、待っていた。

そして、満を持して8月末に楽天から「楽天グループのKobo社、新電子ブックリーダー4機種を発表」が発表された。
その中の一つが「kobo aura」だ。

■KOBO AURA

【主な特徴】
フロントライト機能搭載の、美しいデザインのE Ink電子ブックリーダーです。カラーはブラックとピンクの2色で、高解像度の「Edge-to-Edge」ワイドディスプレイ、そして最も均質なフロントライト技術「ComfortLight」を搭載し、昼夜問わず、読書の世界に没頭できます。また、212 dpiとE Ink社の「Pearlディスプレイ」により、紙面の文字に限りなく近い体験をお届けします。さらに、FLePubおよびPDF対応コンテンツにおいては、ピンチズーム機能を備え、低フラッシュスクリーン上で、コンテンツの二重表示やページ更新によるリフレッシュ(残像)をほぼ解消しています。

スクリーン  :6インチ
カラー    :ブラック、ピンク
発売日 :2013年9月16日
販売価格   :149.99ドル
重さ     :174g

楽天株式会社: 楽天グループのKobo社、新電子ブックリーダー4機種を発表 | ニュース」より

「3G回線」こそないものの、「フロントライト」はもちろん、「kobo touch」のモッサリの原因の一つになっている「赤外線タッチパネル」が「静電容量式タッチパネル」になって、タッチ操作の反応も良くなるはず。
これこそ待っていたkobo端末!

しかし、日本での発売については触れられていない・・・
これは「kobo aura HD」に続いて、日本での発売はないんじゃないか? と思った。

そして9月に入り、SONYからも「Reader」の新作「PRS-T3」が発表された。
が、今度こそ搭載されると思っていた「フロントライト」は、なし・・・
ただ、カバーにライトがついていて、「IFA 2013:「PRS-T3」ことSony Reader新製品が展示、ライトつきカバーも」を読むと、本体からカバーに給電されるらしい。
ええねんけど、なんかちゃうんよなぁ・・・

こういう発言をみていたから、薄々わかってはいたんだけど、残念・・・

ソニー・フランスのグループIT部長、ステファニー・ラング氏は、最近のインタビューで、「ディスプレイ側面からライティングを行うのは必ずしも便利ではなく、読書体験を損なうことすらあると考えています。従来の紙上での読書体験から乖離しています。反対に、読者の思い通りに調節できるライトをカバーに組み込むと便利ではないかと考えています。端末にライトを組み込むことは追求していません」と語った。

フロントライトディスプレイ採用への抵抗は、ソニーの旧電子書籍リーダー「PRS-700」での経験から派生している。ソニーは側面にライトを組み込んだ、どうしようもない電子書籍リーダーを2008年にリリースしている。このことがコンセプト全体に大きく影響しているとラング氏は話す。

「読書用ライトは紙に近い読書体験を求める読書家向けで、ライトはその体験を台なしにするものだと結論付けました。よって、読書体験を向上させるフォント拡大機能のような、紙の本が持たないほかの機能に集中しました」(ラング氏)

ソニー、PRS-T3を9月19日にリリースか - ITmedia eBook USER」より

ハッキリ言って、紙に近い読書体験は求めるけど、より便利なところは臨機応変に対応できるよ。
いちいちライトをひっぱり出してきて、出っ張ったライトを点けるの面倒だし、画面も上の方が明るくて、下の方が暗く、明るさにムラがあるし、フロントライトを搭載しない理由にならないと思うのだが・・・

そんなわけで、「kobo」も「Reader」も購入は先送りかと思っていたのだが、最近、koboが熱いことに気づいた。

開催中のイベント一覧:電子ブック楽天<kobo>」を見るとわかるのだが、半端じゃないくらい「クーポン」祭りになっていた。
20%や、30%は当たり前、中には40%や、50%オフのクーポンも存在するのだ。

例えば、今話題のドラマ「半沢直樹」原作シリーズの最新刊「ロスジェネの逆襲」、紙の本で購入すると1,575円する。

【送料無料】ロスジェネの逆襲 [ 池井戸潤 ]

【送料無料】ロスジェネの逆襲 [ 池井戸潤 ]
価格:1,575円(税込、送料込)

【kobo 電視書籍】ロスジェネの逆襲」だと、1,200円になる。
これを50%オフのクーポンを使って購入すると、600円になる。

つまり、本よりも975円安く購入することができる。
実際、この価格で購入した。

さらに、これだけではない。
本体も定価は7,980円なのだが、最近は常にポイント10倍(798ポイント)、電子書籍クーポン1,000円分プレゼント(キャンペーン中はそれ以上のクーポンがつく場合もある!)されるのだ。

本体:7,980円 − 798ポイント − 1,000円クーポン = 実質:6,182円となる。

【kobo 電視書籍】ロスジェネの逆襲」のように、900円くらい安い本を7冊ほど購入すれば、十分ペイできるのだ。

2013年前半風に言えば・・・
「『kobo glo』いつ買うの?」
「今でしょ?」

というわけで、今この時期に「kobo glo」を買ってしまった。

買ってみて思ったのは、もっと早く買えばよかったということ。
「kobo touch」があるから必要ないと思っていたのだが、かなり改善されていて「kobo touch」で感じたストレスがかなり減った。
困ったところは、出たばかりの本も安く買えてしまうので、思っていた以上に本を買ってしまうこと。
以前はまったくなかった「積ん読」本が「kobo glo」の中に何冊かたまってきた。

「kobo touch」がモッサリしていやになった人
→「kobo glo」は「kobo touch」よりかなりよくなっています。

「kobo」は本が少ないから・・・と思っている人
→今は「kindle」と同じくらい充実しています。
個人的には1曲単位でいつでも購入できるので、ギター譜も便利で、購入してますが。

「kindle」買ったけど、紙の本とたいして値段変わらないから、使わなくなったって人
→「kindle」も割引セールしてるけど、どれも「kindle」が決めた本ばかり。
その点「kobo」は「クーポン」なので、自分が欲しい本が安く買えます。
本を多く読む人ほど、この恩恵は大きくなるでしょう。

長くなってしまったので、「kobo glo」の詳しい話は「「kobo glo」使ってみたら、スペック以上に「kobo touch」から進化していた」で。

今回は「今が『kobo glo』を買う最高のタイミングだ!」という話でした。