「グッドワークス!」フィリップ・コトラーの提案する「よい仕事」の事例集

「グッドワークス!」(フィリップ・コトラー/デビッド・ヘッセキエル/ナンシー・R・リー/ハーバード社会起業大会スタディプログラム研究会)を読みました。

グッドワークス!(フィリップ・コトラー/デビッド・ヘッセキエル/ナンシー・R・リー/ハーバード社会起業大会スタディプログラム研究会)

コーズ・リレイティッド・マーケティングだとか、ソーシャル・マーケティングだとか、社会的貢献活動だとか、そういう言葉をよく耳にしますが、説明できるほど理解していないし、そもそも必要なの?
よくわからないので、本を読んでみようと思い、この本を選びました。

たくさんの事例を挙げて説明されていて、わかりやすかったです、またその事例も、成功事例の紹介だけに終わらず、懸念されることや、抱える問題などについても取り上げられているので、企業で担当になった人や、もっと切羽詰まった人には参考になるのではないかと思います。

今の時代、企業は経済的な価値を生み出すと同時に、社会的な価値をも生み出さなければいけないのだということがわかりました。

理屈ではわかるし、間違いなく世の中はそのような流れだとはわかるんだけど、なんだろ、このスッキリしない気分は?

「うちはお客さんと、株主と、社員がハッピーになれればOK!」みたいなことを言ってはいけないみたいな雰囲気や、空気がなんか苦手なのです。

「社会貢献、大事だよね。やりたい人はやろうね」だったら気にならないのですが、「社会貢献、大事だよね。みんなでやろうね」この差が気になるのです。

あと、ぜんぜん関係ないけど、フィリップ・コトラーって、まだご健在だったのですね。「マーケティングの神様」だとか言われているし、勝手に亡くなっていると思い込んでいました。