ドリーミオ レンタルサービスで、ホームプロジェクター「EH-TW5350」を借りてみた

EPSONのプロジェクター「Dreamio EH-TW5350」のレンタルサービス「Dreamioレンタルサービス」を利用しました。

Dreamioレンタルサービス

「EH-TW5350」はすでに返却したのですが、返却してから一切写真を撮っていないことに気づきました。

というわけで、今回は「無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや」のイラストを使わせてもらいました。

無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや

Dreamioレンタルサービスは、EPSONのプロジェクター「EH-TW5350」を4日間レンタルできるサービスです。

「EH-TW5350」は、会議でパソコンの画面を大きく映すビジネス向けではなく、ホームシアター向けのプロジェクターです。本格的にシアタールームを作ったりしている人が使われているのは何十万円や、それ以上するプロジェクターですが、この「EH-TW5350」は今なら8万円台で購入することができます。

50インチの液晶テレビもいいけど、やっぱり映画は100インチくらいの大画面で観たいって人には魅力的に感じるのではないかと思います。でも、画面は大きいのはわかるけど、実際に購入するとなると「どれくらい綺麗に見えるの?」「うちの部屋だとどんな感じになるのかな?」と気になることも多いと思います。そんな時に4日間だけ借りて、試すことができるのです。また「ホームパーティーをやるので、その時だけ借りたい」そんな使い方もアリだと思います。

で、気になるお値段ですが、プロジェクターとスクリーンのセットで借りると6,000円です。うちには20年ほど前にプロジェクターを使っていて、スクリーンが残っているので、プロジェクターだけ3,000円で借りました。この料金には、往復送料や消費税も入っているので、それ以上お金はかかりません。

一般的なレンタルサービスの金額と比べると、かなり格安に設定されていることがわかります。

ちなみに今は、レンタルした後にプロジェクターを買うと、QUOカードでレンタル料金がキャッシュバックされるキャンペーンをやっているので、後で購入するとレンタル料金は無駄になりません。

まずはDreamioレンタルサービスのサイトで申し込みます。

▼Dreamioレンタルサービス | エプソン
https://www.epson.jp/products/dreamio2/rental/

Dreamioレンタルサービスの梱包

いつでも希望の日に配達してもらえるわけではなく、何日か候補日の中から選びます。そのあたりが普通のレンタルサービスとは異なるところです。

たまたまか、必ずかは、よくわかりませんが、予定日の1日前に届きました。梱包がどうなっているのか気になっていたのですが、購入した時に入っている段ボール箱のサイズにあわせてつくられた樹脂製のケースに入っていました。このケースはマジックテープでフタを固定し、何度も利用できるような作りになっていました。

Dreamioレンタルサービスの同梱物

箱の中に入っていたのは、プロジェクター本体、電源コード、5mのHDMIケーブル、3Dメガネ、リモコン、取扱説明書、製品カタログなどです。

ちゃんと説明を読んでおけばよかったです。今回のために「4.6mのHDMIケーブル」を購入していたのですが、必要ありませんでした。

取扱説明書を読まなくても直感的にわかる

接続は電源とHDMIを繋ぐだけでOK。あとは電源を入れて、ピントをあわせるとすぐに使えました。

本体上部のメニューボタンを押していくつか設定できますが、いずれも取扱説明書を読まなくても、直感的にわかりました。

3Dメガネは試さず

3Dメガネが一つ同梱されていたのですが、残念ながら3DのDVDもBlu-Rayも持っていないので、今回は試していません。

というわけで、いよいよ視聴ですが、今回はApple TVで「ナイトクローラー」を選びました。

映画が始まって驚きました。
思っていたより、綺麗です。そして、大迫力です。
これはスゴい!

上でも書きましたが、プロジェクターは20年ほど前にも持っていたのですが、当時のプロジェクターの解像度はおそらく「640×480」か、それ以下だったのではないかと思います。「EH-TW5350」は「1920×1080」なので、数字を見ただけでもその差は歴然。

さすがに50インチのテレビと比べると劣ると思いますが、ぜんぜん気にならないレベルです。それよりも100インチほどの大画面の迫力は圧倒的です。

もう、よほど映画館で観たい映画でなければ、家でプロジェクターで観ても十分満足できるんじゃないかと思うくらいです。

ナイトクローラー

さて「ナイトクローラー」ですが、まずジェイク・ギレンホール演じる主人公のルーがクズ。仕事がなく、盗品を売って金にしているクズ男(くずお)です。これがデカい犯罪を起こすわけでもなく、セコい犯罪に手を染めるクズ男なので、なんだか感情移入もできないし、爽快感もないわけです。

ある日、たまたま交通事故の現場に出くわします。そこにやってきて撮影しているカメラマンを見かけます。どうやらその映像をテレビ局に売って、金儲けをしているらしい。金の匂いに敏感なクズ男は、高級な自転車を盗んで(自転車盗むヤツ、許せん!)、それを売った金でビデオカメラと警察無線の受信機(盗聴器?)を入手します。

警察の無線から事件や事故の情報を待ち、見よう見まねで血まみれの被害者の撮影に成功するわけですが、さて、これをどうやって金にするか?
あるテレビ局に売り込みに行くわけです。

普通なら「こんな映像流せるか!」「帰れ!」となると思うのですが、運命の巡り合わせというのでしょうか、このテレビ局にいたのが視聴率さえ取れればいいという、これまたクズババァで、その映像を買い取るわけです。「もっといい映像が撮れれば買ってあげるわよ」みたいな感じで。

そこからクズ男は助手を雇い、小さい家庭用ビデオカメラから本格的なビデオカメラに替えるなど、機材を充実させていき、ボロ車も真っ赤なスポーツカーに替え、勢いに乗っていきます。

クズ男はクズなので、スクープ映像を撮るためには手段を選びません。普通なら誰かがストップをかけると思うのですが、組んでいる相手がクズババァなので、どんどんエスカレートしていきます。そのうち同業者のカメラマンや警察にも目をつけられるようになりますが・・・

ジェイク・ギレンホールが上手いというか、観ていると、その表情や仕草、しゃべり方、行動、どれもが不快に感じてきます。どこかで失敗しろという気持ちが出てくるのですが、それとは裏腹にどんどん仕事がうまくいきます。果たしてこの映画はどのような終わり方をするんだろう? と思って観ていたのですが、う〜ん、こうきたか・・・ といった感じでした。

実際にこういうことを仕事にしている人いるのかな?
日本じゃちょっと考えられないけど。

ちょっとした映画館で観ているような気分になり、プロジェクター「EH-TW5350」は大満足でした。

あえて気になるところをあげると

  • 使うたびに毎回、HDMIケーブルをAppleTVやPS3から抜いたり繋いだりするのは面倒くさい。
  • 繋ぎっぱなしにすると、部屋の中央をHDMIケーブルが縦断することになるので、やっぱり片づけないといけない。
  • そうなると、毎回場所を調整して、ピントをあわせないといけない。ちょっと面倒。
  • Fire TV Stick」はHDMIだけで、オーディオ端子がないので、そのまま「EH-TW5350」につなぐと、音声は「EH-TW5350」のスピーカーから聞こえる。音がショボい・・・
  • 100インチで観ようと思うと、ちょうどソファくらいの位置になるので、ちょっとジャマ。ソファの前のテーブルに乗せると画面が小さくなるし、ソファの後ろだとHDMIケーブルがジャマだし、ソファより高い位置に設置しないといけない。

どれも決定的にダメってわけじゃなけど、ちょっとずつなんとかならないかと感じました。ただ、これをほぼ一気に解決する方がないわけではなく・・・

上位機種の「EH-TW6600W」だと、ワイヤレスで接続することができるのです。「WirelessHDトランスミッター」と呼ばれる辞書くらいのサイズの箱にHDMIケーブル端子のついた機器が付属されます。これとBlu-Ray、AppleTVなど映像ソースとテレビ、ステレオアンプを繋ぎます。プロジェクター本体とはワイヤレスで繋がるので、リモコンでテレビに映像を流したり、プロジェクターに映像を流したり、音声をアンプに流したりできます。

「EH-TW6600W」を天井に設置すれば、HDMIケーブルを抜いたり繋いだりすることもないし、部屋の中央をHDMIケーブルが縦断することもないし、ピントあわせも不要。FireTVも「WirelessHDトランスミッター」に繋げば、そこからアンプに繋がるし、上で並べた気になる点がすべて解消するのです。

8万円台の「EH-TW5350」に対して、「EH-TW6600W」は16万円台で2倍近い価格になってしまうことと、発売時期が「EH-TW5350」の2015年より1年前の2014年でそろそろ新型登場? というところが気になりますが、便利さを優先すると、気になる存在です。
「EH-TW5350」のワイヤレス対応機「EH-TW5350W」があれば、それでいいんだけどなぁ・・・

ゆうパックで返却

というわけで、再び段ボール箱に戻し、輸送用の箱に入れると、簡単に梱包は完了しました。

着払いの「ゆうパック」の伝票には、送付先も印字済みなので、送り主のところに自分の情報を記入すると、あとは発送するだけです。僕は家の近くの郵便局に持って行きましたが、郵便局に連絡すれば引き取ってもらえるはずです。

「EH-TW5350」には満足できたのですが、上位機種の「EH-TW6600W」も気になるので、ちょっと検討したいと思います。

映画館で観る映画が好きな人なら、これ、いいッスわ〜。

2016年10月30日追記
ついに買っちゃいました。
EPSON「EH-TW6700W」を購入! 〜もうちょっとした映画館ですね〜